子どもがいざ生まれると、語りかけても反応がない赤ちゃんに、どのように愛情を伝えればいいのか悩む親は多いのではないでしょうか。
結論から伝えると、赤ちゃんの時期は、
- たくさん触ってあげる
- 語りかける
この2つだけで子どもにたくさんの愛情が伝わります。
記事の後半では、
- 話すことが苦手な場合
- 兄弟がいて、長男長女に我慢をさせてしまっている場合
などよくある質問についてもお答えします。
お知らせ①:すくベビ公式YOUTUBEチャンネルを開設しました。
チャンネル登録をよろしくお願いします。
お知らせ②:LINE登録であなたの育児が変わる有料級特典を無料でプレゼント!🎁
本題に入る前にすくべび公式LINEに登録すると、子どもの才能の伸ばし方、健全な発達の促し方、子育てがより楽しくなる情報や特典を無料でもらえます。
気軽に登録してくださいね。
→登録はこちらから。
いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①生まれて間もない時期の愛情の注ぎ方
赤ちゃんとお母さんだけの環境になり、どのように接したらよいのか悩むお母さんも多いです。
また、そもそも人と話すことが苦手で、反応がない赤ちゃんに話すことはもっと苦手だったり、自分が親になることに対してまだ自信がもてず悩むお母さんも多いです。
そのような場合は、1日の食事の献立を決めるように、1日の流れを決めておくと気が楽になります。
「反応もないので、どのように話しかけて良いのかわからない」と悩むお母さんは以下の話しかけ方がおすすめです。
- 実況中継をする
- これから◯◯するねと伝える
- これは◯◯だよと物の名前を教える
- 喃語(なんご:だだだ、ばばばなどの短い言葉)をしゃべったら、反応する
- 絵本を読む
- たくさんさわってあげる
1つずつ説明しますね。
①実況中継をする
ご飯を食べるとき、実況中継をしましょう。
プロのアナウンサーのように話す必要はありません。
「ご飯ができあがりました。スプーンでご飯をすくいます。お、ご飯が少しずつ口に近づいてきました。」
このように、気軽に話しかけてあげましょう。
注意点は一つだけで、赤ちゃん言葉を使う必要はありません。
大人に話すよう、語りかけましょう。
詳しくはこちら
②これから◯◯するねと伝える
例えば、おむつをかえるとき、「これからオムツ変えるね」と教えてあげましょう。
一つ一つ区切りをつけるように伝えることで、赤ちゃんへの語り掛けと同時に時間の概念やかずの概念も一緒に身に付きます。
③これは◯◯だよと物の名前を教える
例えば、普段の生活の中で、抱っこをして家の中を歩くとき、「これは時計だよ」と教えてあげましょう。
他にもキッチンで「これはりんごだね。果物だね」など言いながら、触れる物であれば、触らせてあげましょう。
④喃語(なんご:だだだ、ばばばなどの短い言葉)をしゃべったら、反応する
喃語(なんご)をしゃべり始めたら、反応をしてあげましょう。
喃語とは、「だっだっだ、ばっばっば」などの短い言葉です。
赤ちゃんが喃語をしゃべったときに反応することで、「自分が言葉を発すれば、何か返事があるんだ」という前向きな心が育み同時に発語も促します。
電子書籍やテレビと違い、自分のしゃべったときに反応があるというライブ感と、何をしゃべっても親に受け入れてもらえるという安心感は、子どもの発育において何よりも重要です。
⑤絵本を読む
絵本をたくさん読んであげましょう。
赤ちゃんが生まれたばかりのころの絵本読みは、一方通行のコミュニケーションのように感じるかもしれません。
しかし、赤ちゃんにとって言葉のシャワーは立派なコミュニケーションです。
安心してたくさん読んであげましょう。
赤ちゃんの絵本は短いためすぐに終わってしまいますが、同じ絵本を何度も繰り返し読んでも構いません。
この時期は、電子書籍は与えず、アナログの本をたくさん読みましょう。
⑥たくさんさわってあげる
「皮脳同根」(ひのうどこん)という言葉をご存じですか。
これは、皮膚と脳は同じ根であると言う意味です。
簡単に言えば、皮膚は第3の脳ともいわれ、優しく触ってあげるだけで、たくさんの刺激が脳に伝わります。
すると、目には見えませんが幸せを感じるホルモンなどが分泌されてます。
赤ちゃんの時期だけでなく大きくなってからもたくさんさわってあげることで、記憶力がよくなったりストレスに強くなったりする研究結果も世界中で報告されています。
もちろん愛着形成においても、優しく触ってあげるだけで十分に効果があります。
何も話さなくても、子どもに優しく触ってあげるだけで、子どもには十分愛情が伝わっています。
②赤ちゃんが言葉をしゃべり始めたら
子どもが言葉をしゃべり始めたら、どうしたらいいのでしょうか。
そのような場合はおうむ返しがおすすめです。
「ママ」と言ったら「ママ」と言葉を返すだけで十分で立派なコミュニケーションです。
テレビや電子機器は一方通行の情報ですが、赤ちゃんや子どもが喋った瞬間に反応があるというだけで、子ども達の脳には大きな刺激となります。
また、親からタイムリーに反応があるだけで、子ども達は「自分は愛されているんだ」と感じます。
③兄弟・姉妹が生まれた場合
兄弟・姉妹が生まれると、それまで長男・長女に全ての愛を注いでいたのに、お兄ちゃん、お姉ちゃんに我慢させてしまうこともあります。
上の子にも、下の子にも我慢をさせてしまい、悩むお母さんも少なくありません。
そのような場合は、二人いっぺん同時に相手をするのではなく、一人は親やお父さんに預けて、長男・長女とお母さんの時間、次男・次女とお母さんの時間と、それぞれの時間を取ってあげましょう。
月に1回で構いません。
お母さんを自分一人で独占できる時間を作ってあげましょう。
④子どもが話すようになっても話すことが苦手な場合は
子どもが話すようになっても、「子どもとの会話が苦手なんです」と悩むお母さんは多いものです。
そのような場合は、
- おうむ返し応用編
- ゆっくりハグをする
ことがおすすめです。
1つずつ説明しますね。
①おうむ返し応用編
例えば子どもが話しかけてきたら、このように対応してみましょう。
子ども「お母さん、あのね、今日ね、保育園の給食でりんご食べたの」
お母さん「りんごたべたんだね。どんな味がしたの」
子ども「おいしかったよ」
お母さん「おいしかったんだね。よかったね」
と、このようにおうむ返しをしましょう。
一緒に一言質問や感想を聞くことで、会話のキャッチボールになります。
大事なことは、親が子どもに注意をして話を聞いているんだよと分かりやすくアクションすることが大事なので、おうむ返しに加えて、
- 大きくうなずく
- 抑揚をつけて、ゆっくりしゃべる
- 嬉しいことがあったら拍手をする
など、わかりやすい対応を心がけましょう。
②ゆっくりハグをする
ゆっくりと5秒間ハグをしましょう。
「5秒間、ゆっくりハグをする」だけで、子ども達にはお母さんの大きな愛情が伝わっていきます。
お母さん自身が心が不安定な場合や、登園の前後、夜寝る前、子どもの気持ちが不安定なときは、取り入れてください。
⑤愛情を伝えるには量より質
おしゃべりが上手なお母さんを見ると、「私はぜんぜん子どもに話しかけてあげられてないな」と自己嫌悪におちいるお母さんもいますが、愛情をつたえるのに量は必要はありません。
子どもに愛情を伝える上で大事なことは質です。
共働きで、子どもに時間を取ってあげられなくても、たとえ5分でも質の高い時間を子どもと一緒に過ごすことで、子どもには確実に愛情は伝わっています。
まとめ
もしこの記事を読んでいるお母さんが、子どもに愛情が伝わっているかどうか悩んでいるようでしたら、今一度自分に聞いてみてください。
今日1日子どものことを考えましたか。
子どものために家事、洗濯、炊事、仕事をしているのであれば、立派なお母さんです。
子どもに愛情が伝わっているかどうか悩むより、まず自分の頑張りを認めてあげましょう。
そして、心の余裕が出来たら、上記方法を試してみましょう。