子どもに想像力豊かな子に育って欲しいと願う親は多いのではないでしょうか。
想像力を伸ばすには、赤ちゃんの頃からたくさん想像力を伸ばすアナログな遊びをさせることが重要です。
想像力は親が教えてあげられるものではなく、子ども自身が小さい頃から育むべき概念の一つです。
ここでは、
- なぜ想像力が必要なのか
- 0歳から2歳までの年齢別想像力を伸ばす遊び
- 集中力が伸びなくなる注意したい点
をお伝えします。
お知らせ①:すくベビ公式YOUTUBEチャンネルを開設しました。
チャンネル登録よろしくお願いします。
お知らせ②:LINE登録であなたの育児が変わる有料級特典を無料でプレゼント!🎁
本題に入る前にすくべび公式LINEに登録すると、子どもの才能の伸ばし方、健全な発達の促し方、子育てがより楽しくなる情報や特典を無料でもらえます。
気軽に登録してくださいね。
→登録はこちらから。
いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①なぜ想像力が必要なのでしょうか
改めて、想像力とはなんでしょう。
想像力とは何もないところから思い浮かべることです。
想像力はさまざまなシーンで活用できます。
普段の生活の中で、
- 他人を思いやる力
- コミュニケーションを取る力
- 1日の段取りを考える
など、このように必要なスキルです。
また学力面においても、
- 国語で筆者の気持ちを読み取る読解力
- 算数で文章問題や足し算、引き算の繰り上がり、繰り下がりの理解
- 音楽や美術などのセンス
など、さまざまなシーンでも役立つ能力です。
想像力は大人が教えられるものではなく、子どもが幼少期から自分で育てる必要があります。
それでは、想像力を伸ばすには、どのような遊びをすればいいのでしょうか。
年齢別にできる遊びをまとめたので、日常の遊びの一つとして取り入れてみてください。
②0歳からできる想像力を伸ばす遊び
0歳の時期からできる簡単な取り組みは主に2つです。
- 絵本読み
- 語りがけをする
1つずつ説明しますね。
①絵本読み
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ視力が弱いため、
- 色がはっきりして大きい絵でタッチさせられる本
- おはよう・こんにちはなどの短い内容
- 繰り返しが多くオノマトペ(ジャージャー、ビリビリなど)を使ったリズミカルな本
がおすすめです。
子どもの発達には個性があるので、それぞれタイミングは異なりますが、発達が進むと、子どもが追視(目で物を追う仕草)をするようになります。
また、興味があるものをじっと見始めるようになります。
そのような仕草がみられたら、ゆっくりと絵本を見せましょう。
発達と共に、ハイハイをしたり、歩き出したりして、子どもが絵本を見なくなることもありますが、工夫をして読んだり、興味がなさそうだったら絵本を読まなくても大丈夫です。
親子の時間として過ごすことが重要です。
絵本の詳しい読み方はこちらの記事を参考にしてください。
また、小さい頃は電子書籍ではなく、アナログの本を読みましょう。
②語りがけをたくさんする
赤ちゃんは体が未発達なため、まだおしゃべりができませんが、実はお父さん、お母さんとお話をしたがっています。
たくさん話しかけてあげましょう。
「反応もないので、どのように話しかけて良いのかわからない」と悩む親も多いのですが、以下の話しかけ方がおすすめです。
- 実況中継をする
- これから◯◯するねと伝える
- これは◯◯だよと物の名前を教える
- 喃語(なんご:だだだ、ばばばなどの短い言葉)をしゃべったら、反応する
1つずつ説明しますね。
①実況中継をする
ご飯を食べるとき、実況中継をしましょう。
プロのアナウンサーのように話す必要はありません。
「ご飯ができあがりました。さあ、スプーンでご飯をすくいます。お、ご飯が少しずつ口に近づいてきました。」
このように、気軽に話しかけてあげましょう。
注意点は一つだけで、赤ちゃん言葉を使う必要はありません。
大人に話すよう、語りかけましょう。
詳しくはこちら
②これから◯◯するねと伝える
例えば、おむつをかえるとき、「これからオムツ変えるね」と教えてあげましょう。
絵本を読むときも、ただなんとなく読むのではなく一言「これから絵本を読もうね」
と教えてあげましょう。
③これは◯◯だよと物の名前を教える
例えば、普段の生活の中で、抱っこをして家の中を歩くとき、「これは時計だよ」と教えてあげましょう。
他にもキッチンで「これはりんごだね。果物だね」など言いながら、触れる物であれば、触らせてあげましょう。
④喃語(なんご:だだだ、ばばばなどの短い言葉)をしゃべったら、反応する
喃語(なんご)をしゃべり始めたら、反応をしてあげましょう。
喃語とは、「だっだっだ、ばっばっば」などの短い言葉です。
赤ちゃんが喃語をしゃべったときに反応することで、「自分が言葉を発すれば、何か返事があるんだ」という前向きな心が育ちます。
電子書籍やテレビと違い、自分のしゃべったときに反応があるというライブ感と、何をしゃべっても親に受け入れてもらえるという安心感は、子どもの発育において何よりも重要です。
③1歳からできる想像力を伸ばす遊び
この時期になると、歩けるようになったり、ご飯を食べられるようになり世界が広がります。
発語はまだまだ難しいですが、一生懸命親の真似をして話そうとします。
この時期は、以下の遊びがおすすめです。
- 音楽にあわせたごっこ遊びや手遊び
- 生活習慣にあわせた絵本読み
- 感覚遊び
- お絵描きを始める
1つずつ説明しますね。
①音楽にあわせたごっこ遊びや手遊び
童謡などの音楽にあわせて一緒に踊ってみましょう。
例えば「どんぐりころころ」を流しながら、一緒に転がってみてもいいでしょう。
踊りが下手でも大丈夫です。音楽にあわせて体を動かしましょう。
おすすめの曲は、
- いっぽんばし こちょこちょ
- いもむしごろごろ
- どんぐりころころ
などが良いでしょう。
もし自宅の事情で体を動かせないのであれば、手遊びなどもおすすめです。
おすすめ手遊び歌は、
- むすんでひらいて
- おはなしゆびさん
- 大きな栗の木の下で
などが良いでしょう。
②生活習慣にあわせた絵本読み
絵本には子どもの生活習慣について教えてくれる絵本があります。
例えば、ハミガキをがんばってほしいのであれば、ハミガキを促す絵本を。
夜スムーズに寝て欲しいならば、夜寝る大切さを教えてくれる絵本などを読みましょう。
③感覚遊び
絵本もすぐに読み終えてしまうし、音楽で手遊びもすぐに終わってしまうとお悩みであれば、感覚遊びに挑戦してみましょう。
感覚遊びとは、色々な素材に触れて感覚を楽しむ遊びです。
代表的な物であれば、スライムを作ったり、寒天を作ってぐちゃぐちゃと遊ぶことも楽しいのですが、手間がかかります。
もっと気楽に感覚遊びをしたいのであれば、以下のものがおすすめです。
- 家の中の壁紙をいろいろ触ってみる
- 服の素材やタオルに触ってみる
- ねんど遊びに挑戦する
- つみき遊びに挑戦する
1つずつ説明しますね。
①家の中の壁紙をいろいろ触ってみる
家の中の壁紙やドアなどよくみると、それぞれ手触りが異なります。
壁紙にかかわらず、色々なものに触って「ざらざら」「つるつる」などの手触りを楽しみましょう。
②服の素材やタオルに触ってみる
服の素材やタオルもそれぞれ手触りが異なります。
たくさん触ってみましょう。
大事なことは触ったときに、「ふわふわだね」と一緒にどんな手触りか教えてあげることです。
③ねんど遊びに挑戦する
100円ショップでねんどを買ってみて、遊びましょう。
ねんどは手触りに加えて、いろいろな形を自分で作ることができます。
部屋を汚されるのが気になる場合は、椅子で固定し、机の上で自由に遊ばせましょう。
④積み木遊びに挑戦する
この時期はまだ上手に積み木を積めないかもしれませんが、積み木を与えてたくさん触れさせましょう。
いろいろな形に触ることで脳が刺激され想像力が高まります。
子どもによっては積み木を投げて遊ぶこともありますが、自由に遊ばせましょう。
手首や手先の成長と共に、一人で積み木を積めるようになります。
④2歳からできる想像力伸ばす遊び
子どもによってはイヤイヤ期に突入する時期です。
イヤイヤ期は大体体を動かしたい時期とも重なるので、体を動かす遊びを取り入れましょう。
絵本読みや積み木遊びは引き続き継続しつつ、以下の遊びに挑戦してみましょう。
- ハサミを使った工作
- お絵描き
- ごっこ遊び
- 砂遊び
などがおすすめです。
1つずつ説明しますね。
①ハサミを使った工作
2歳ごろになると、手先が動くようになり、ハサミを使い切ったりすることができます。
まだこの時期は一人ではさみを使うには危険な時期でもありますが、きちんと教えると正しく使えるようになります。
怪我をしないように大人が見守り、ハサミに取り組みましょう。
②お絵描き
お絵描きも想像力を伸ばす楽しい取り組みです。
この時期はクレヨンがおすすめです。
紙とクレヨンを与え、子どもに好きに描かせましょう。
子どもが描いた絵は、壁などに貼ってあげると、子どもは嬉しくなりたくさん描くようになります。
③ごっこ遊び
ごっこ遊びはいつの時代でも変わる事のない遊びの一つです。
2歳頃のお子さんは、自分だけの世界ではなく、他者になりきることで想像力を働かせ社会性を身に着けて行きます。
ままごとでは、必要な道具を作り出したり、いろいろなものに見立てて遊びはじめます。
大事なことは何に例えても否定せず、そのまま受け入れましょう。
例えば赤いボールを「これ、りんご」と言ったら、「りんごだね。大きいね。美味しそう」とそのまま受け入れます。
ごっこあそびは想像性はもちろん、社会性・協調性など幅広い要素を含んだ理にかなった遊びです。
「私がプリンセスになるからパパは王子さまになって!私がママになるから赤ちゃんになって」と子どもから指示がある場合もあるでしょう。
また2歳児では、同じ空間でお友達と遊んでいるように見えますが、役割が曖昧なので物の取り合いもひんぱんに起こります。
大人がサポートして楽しい時間を増やしてください。
④砂遊び
最近は砂遊びができる公園が少なくなりましたが、もし近くに砂遊びができる公園があれば、たくさん砂遊びをしましょう。
お子さんを東京大学に合格させた先輩お母さんに話を伺ったことがありますが、「砂場は人生の縮図である」とおっしゃっていました。
- 順番待ちなどの人間関係の構築
- 自由に創作できる環境
- 感覚遊び
- 数遊び
など、子どもに必要なものが全て砂遊びにはあります。
⑤何もしない時間も子どもには必要
ここまでたくさんの遊びを紹介してきましたが、子どもには何もしない時間も必要です。
親はつい子どもに良いことをつめこもうとしますが、常に何かに追われていると、子どもは想像力がなくなります。
ときにはしっかり休んだり、定期的に子どもが好きなことを好きなだけやる時間も必ずもうけましょう。
⑥与えすぎにも注意が必要
想像すると言うことは、無から有をイメージすることです。
たくさんの物や情報がありすぎると、常に満たされ、子どもは想像する必要がなくなります。
例えば、
- よかれと思って与えた、たくさんのおもちゃ
- 制限のないスマートフォンなどの電子機器でネットサーフィン、ゲーム
美味しいものを食べ過ぎたら体に害になるように、これらも与え過ぎは子どもの想像力を奪います。
親が必ず管理しましょう。
まとめ
想像力は幼い時から刺激を受ける事によって、人生を豊かにしてくれる能力です。
紹介した遊びをみてもわかる通り、体全身を使っていろいろな体験や遊びをすることが想像力を伸ばすことにつながります。
想像力は大きくなってからは簡単に伸ばすことができない能力の一つです。
子供の想像力を育む大切な幼児期を楽しく過ごしましょう。