子どもがご飯を食べない・好き嫌いは、子育てにおいて常に相談される悩みの一つです。
子どもの健康や発達を考えると、できるならば何も言わずに、何でも美味しそうに食べてくれたらいいのにと考える親は少なく無いです。
これらの悩みを紐解くと、子どもの成長段階を知ることで食べることが大好きな赤ちゃんに変身してくれます。
具体的には次の6つです。
- 五感を使って見て、感じ心構えが必要
- 子どもが食べようと思うには15回から20回見て感じる必要がある
- いろいろな味に触れて経験させる
- 無理強いしない
- 一緒に食事をし、親が美味しそうに食べてみせる
- 食べることに集中させる
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①五感を使って見て、感じ心構えが必要
発達段階の途中で、自分の思ったこと、感じたことを言葉で表現できない時期の子どもたちは、五感を使い全身で日々大量の情報を吸収しています。
そのため、
- 手を使い食べ物の温度、感触、感覚を確認
- 食べ物の匂いを嗅ぐ
- 目で見てどんな形なのか
このように食べる前に情報が必要なのです。
五感とは何かについては次の記事を参照してください。
②子どもが食べようと思うには15回から20回見て感じる必要がある
五感を使い食べ物を認識し始めたら、食べたいと思うまでに最低でも15回から20回目で見て、手で触れて感じる必要があります。
最近Youtubeなどでも「外国人に内緒で梅干しを食べさせてみた」というような動画を見かけますが、大人になった彼らも最初は恐る恐る「これはなに」「美味しいの」と観察する姿が伺えます。
そして食べたあとその強烈な酸味に驚くというのが一連の流れですが、赤ちゃんも正しく同じ状態です。
目の前にあるものが、
- 甘いのか
- しょっぱいのか
- 冷たい、暖かい
- どんな食感なのか
このように、食べることに対して興味はあるものの、様子を伺っている状態です。
そのため、何度も繰り返し触って見て匂いを嗅ぐことで心構えができます。
ときにはそれが食べ遊びに見えるかもしれませんが、それも赤ちゃんにとっては必要な経験なのです。
③いろいろな味に触れて経験させる
市販品の赤ちゃん用の食べ物を見ると、たくさんの味があります。
もちろん手作りでもいいのですが、いろいろなものを食べられる様になったら、たくさんの味の種類と食感を経験させましょう。
甘い、しょっぱい、サクサク、カリカリなど食べることで新しい発見と学びがあります。
いろいろな食材や味に挑戦することで、最初は苦手でも徐々に慣れていきます。
生まれたばかりの赤ちゃんは目に見えるもの全てを口に入れますが、これにも理由があります。
赤ちゃんの口の中は敏感で、さまざまなものを口に入れて慣れる必要があるからです。
詳しく知りたい方は下記の記事を参照してください。
④無理強いしない
例えば、
- 首を横にふる
- テーブルから逃げてしまう
子どもが明らかにお腹がいっぱいでもういらないというサインを出したら、無理強いをする必要はありません。
子どもの胃の大きさは拳一個分ぐらいしかありません。
一度にたくさんの量は食べられないのです。
そのため、
- 1日食事の回数を5回にする
- 間食する時間を固定する
- それ以外の時間帯はできる限り間食しない
このようにルールを決めて、1日の全体量で見て、1回の食事ごとの量を気にしないようにしましょう。
⑤一緒に食事をし、親が美味しそうに食べてみせる
1日1回でもいいので、親子で一緒に食事をしましょう。
子どもと親の1対1になると、どうしても無理強いしたり一方的になります。
親子で食事をして、客観的にこどもがどれぐらいの量を食べるのか、何に今興味があるのかを観察しましょう。
また、同様に子どもは親の食べる姿を見て、さまざまな情報を吸収しています。
親が食べている野菜、肉、果物が甘いのか、美味しいのか、子どもたちは興味津々です。
親が美味しそうに食べることで、「これは食べても安全なもの。美味しいに違いない」と思い、新しい食材や料理を食べるようになります。
⑥食べることに集中させる
スマートフォンやタブレットなどを見せながら食事をすると、動画などに興味が持っていかれ五感が働きません。
五感が働かないまま食事をすると、
- どんな食感だったのか
- どんな味だったのか
- どんな風に感じたのか
などの情報が子どもの頭の中に溜まっていきません。
つまり、食べたけれども覚えていない状態になります。
せっかく新しく食べられた食材や料理も覚えていなければ、子どもたちにとっては毎回ゼロからのスタートとなります。
また満腹なのかどうかも気が散ってわからないため、過食や少食につながります。
そのため、スマートフォンやタブレットを見ながら食事をすることはやめましょう。
また時期によってはとにかく目の前のものが気になるということもあるでしょう。
そのような場合は、ベビーチェアを家の壁に向け、食べることだけに集中させるというのも一つの良い方法です。
目の前に壁しかないので、気が散らず食事に集中できます。
まとめ
子どもに食べることが好きになってもらいたい、偏食をどうにかしたいと悩む親は非常に多いです。
あれこれといろいろな手法に手を出すこともいいと思いますが、子どもを知ることで子育ての指針ができ、迷わず突き進むことができます。
まずは上記6つを基本にして試しましょう。