小学校高学年や中学生になってから「うちの子はすぐに諦めて新しいことに挑戦しない」と悩む親も少なくありません。
子どもは成長し親から独り立ちをしはじめると、自分のもった気質や性格に加えて、周りの環境に影響されながら人格形成がされていきます。
そのため、どんな性格の子どもになるのかは家庭環境によるものだけではありません。
しかし、子どもが本来持っている力を育むことで、前向きな子どもになり、困難があっても切り抜ける子どもに成長することも事実です。
それでは粘り強くすぐに諦めない子どもになるには、親は赤ちゃんにどう接すればいいのでしょうか。
結論から言うと、
- 指差し遊びをする
- 二つの中から選択させ、慣れたら三つから選択させる
- たくさんの選択肢を与えすぎない
- 先回りをしない
- 子どもの才能を断定しない
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①指差し遊びをする
すぐに諦めない子どもになるためには小さなころから「小さな成功」をたくさん積みあげる必要があります。
小さい成功を経験するには自分で選ぶという決断力が必要です。
小さい子どもは脳と体が未発達のため話すことができませんが、大人が喋ることを日々学習し、ものや言葉を理解し始めています。
そのため、赤ちゃんがサインを送れるように普段から指差し遊びをしましょう。
やり方はとても簡単です。
親が絵本など絵の書いてあるものを用意し「◯◯はどれ」と質問をしましょう。
最初はそのものの名前を知らない可能性があるので、子どもが答えることができなかったら「◯◯はこれだね」と早々に親が指をさしながら答えをいいましょう。
何度か繰り返すうちに子どもも学ぶので「◯◯はどれ」と聞いたら5秒待ちましょう。
子どもは理解し行動するまでに3秒から5秒程度時間がかかります。
そのため待つ必要があります。
5秒ほど待っても子どもが指差しをできなかったら「これは◯◯だね」と答えを教えます。
答えることができたら「そうだね。これは◯◯だね」と褒めてあげましょう。
②二つの中から選択させ、慣れたら三つから選択させる
指差しができる様になったら、普段から選択をする練習をしましょう。
- 今日着る服
- 今食べたい果物
- 今遊びたいおもちゃ
など普段の生活の中でも子どもが選択する機会はたくさんあります。
最初は二つの選択肢から選ばせましょう。
子どもが慣れてきたら、次の段階として三つの中から選択させましょう。
③たくさんの選択肢を与えすぎない
多くても選択肢は三つ程度にしましょう。
赤ちゃんは多くのものの中からものを選ぶことが得意ではありません。
同様に私たち大人もたくさんのものがあると決断力が下がると言われています。
「ジャムの法則」という実験をご存じですか。
スーパーマーケットの店頭で6種類のパンにつけるジャムと、24種類のジャムを用意し販売したところ、たくさん選択肢のある24種類のジャムは全く売れず、6種類のジャムは売れました。
このように人間はたくさん選択肢がありすぎると決断することができなくなり、結果行動をしません。
この実験と同様に、もの、おもちゃ、習い事など選択肢が多すぎると、子どもはそれらに固執する必要がないため飽きやすくなります。
選択肢やものを与えすぎていないか今一度確認をしましょう。
④先回りをしない
親が忙しいときなどは、先回りした方が早いので、子どもに一言「仕事で忙しいので今日は私が選ぶね」と言って子どものために準備をしたり先回りをしても構いません。
しかし、親の時間や心の余裕があるときは子どもの反応を待ち引き出してあげましょう。
親がなんでも先回りすると、子どもは自分で自立する必要がないため、「何かあっても親がやってくれる。挑戦しなくてもいいや」と学習します。
本来子どもは何でも自分でやりたい、解決したいという願望を持っています。
自分の体を上手に動かしたり、自分の意志を言葉で伝えることができない時期でもその様に思っています。
そのため、普段から子どもは一生懸命目で合図をしたり、指差しをしたり、親に語りかけようとしています。
少し待って子どもの反応を待ちましょう。
子どもは自分の想いを表現するのに時間がかかります。
親の心の余裕があるときは子どもに問いかけ、反応を待ち、子どもが希望したら自分でやらせてあげましょう。
⑤子どもの才能を断定しない
ときどき親が「うちの子これが苦手なのよ」と言い切り、最初から子どもに挑戦させようとしない親を見かけますが、これは子どもの成長の機会を見逃しています。
生まれて間もない子どもたちは脳が未完成なので、できなくて当然です。
しかし子どもたちは例えできなくても何度も挑戦したいという意欲で満ち溢れているのです。
本来子どもに得意、不得意はありません。
ただ経験が少ないだけなのです。
例え幼少期の間は失敗し子どもが泣いても、親は子どもの限界を決めずに再度たくさん挑戦させましょう。
繰り返すうちにほとんどのことができる様になります。
まとめ
小学校高学年以降、すぐに諦める子どもの特徴は、
- 自分で選択肢ない
- そもそも意欲がない
- 物的に豊かすぎる
- 親から言われないと動けない指示待ち症候群
このような共通点が見受けられます。
小さいころから自分で選択し、自分の力で問題を解決してきた子どもたちには生きていく力があります。
親の影響だけではありませんが、ぜひ小さいころから見守り自分の力で問題を解決できるように親がサポートしましょう。