赤ちゃんがお母さんやお友達を噛んだとき、どのように叱ればいいのでしょうか。
結論から言うと、叱ると赤ちゃんの興味を引き、さらに噛むようになったり、親の意図が伝わりません。
赤ちゃんは脳が未発達の状態で生まれてくるので、子どもの視点にたって伝えることで噛み癖が長引かず、短い期間で終わるようになります。
この記事では噛み癖がすぐに終わるようにするにはどうすれば良いのか、年齢別に分けてお伝えします。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①歯が生え始めた頃
子ども達は歯が生えてくるとむず痒くなり、色々なものを噛みたがるようになります。
その場合は以下の2つで乗り切りましょう。
- 野菜スティックや昆布などを与える
- 歯固めを与える
1つずつ説明しますね。
①野菜スティックや昆布などを与える
野菜スティックや無添加のダシ用の昆布を歯固めの代わりに与えましょう。
ただし、野菜スティックは熱処理をしたり、子どもが噛みちぎると誤飲の可能性もあるのでお母さんの手間ひまや、監視が必要です。
ダシ用の昆布もおすすめですが、口の中を怪我しないように角を丸く切ったりする必要があります。
そのため、忙しいお母さんには歯固めがおすすめです。
②歯固めを与える
歯固め用のおもちゃも大変おすすめです。
個人的なおすすめは「キリンのソフィー」です。
- 誤飲の可能性が少ない
- 安全な素材で作られていて、簡単に掃除もできる
- 歯固め以外の目的でも目の運動など長期的に使える
上記以外にも、木でできた歯固めなど口に入れても安心なものを与えるといいでしょう。
②お母さんの注意を引きたくて噛む場合
子どもはお母さんの注意が欲しくて噛むことがあります。
その場合の対処法は次の3点です。
- 親が大袈裟に反応しない
- 噛まれた相手がどのように感じるか伝える
- 噛むのはダメなことを伝え、子ども置いてその場を離れる
1つずつ説明しますね。
①親が大袈裟に反応しない
この時期はお母さんが怒っても、子どもには喜怒哀楽がまだわからないため伝わりません。
逆にお母さんが反応してくれたことに喜びを覚え、再度噛むようになります。
そのため、親は大袈裟に反応しないようにしましょう。
②噛まれた相手がどのように感じるか伝える
赤ちゃんはまだ言葉を喋ることができませんが言葉は理解しています。
そのため、きちんとお母さんがどのように感じたのかを淡々と伝えましょう。
③噛むのはダメなことを伝え、子ども置いてその場を離れる
噛んだら「痛いから噛んではいけないよ」と伝えます。
それでも赤ちゃんがお母さんを噛む場合は、子どもを置いてその場から離れましょう。
その場から離れることで赤ちゃんは噛むとお母さんは相手をしてくれなくなると悟り、噛まなくなります。
③友達に遊んでいるおもちゃを奪われ相手を噛む場合
1歳以降、友達と遊ぶ中でおもちゃを取られ、怒って相手を噛む場合は以下の5つの流れで対応しましょう。
この方法は3歳以降でも有効です。
- 親が大袈裟に反応しない
- 噛まれた相手がどのように感じるか伝える
- 噛む行為はダメなことを伝える
- 落ち着いたら対処法を伝える
- 忘れないうちに話し合い練習をする
1つずつ説明しますね。
①親が大袈裟に反応しない
この時期に親が大袈裟に怒ったり声を荒げたりすると、その印象だけが頭に残り、その後の改善方法やどうして噛んではいけないのか意図が伝わらなくなります。
また、子どもを興奮させたり機嫌を損ねることで長期化します。
そのためまずは冷静に対処します。
②噛む行為はダメなことを伝える
子ども達は脳が未発達の状態で生まれてくるため、他人の気持ちを察したり、自分の気持ちや想いを言葉で伝えることができません。
正確にはなんと言ったら良いのかわからないため、噛むというアクションで気持ちを表すのです。
そのため、まず噛まれた相手がどのように感じているのか、自分が噛んだ行為は良いことなのか悪いことなのかを代弁して伝える必要があります。
「怒ってもいいけど、噛むことはいけないよ」と子どもの目を見て伝えることで、自分がしたことが悪いことだということを初めて認識できます。
③噛まれた相手がどのように感じるか伝える
もしまだ興奮しているようであれば、一度自分のお子さんから離れ、「まだお友達を噛むのならばお母さんはお友達と一緒に向こうにいくね」と言い、噛まれた友達のところにお母さんが向かいます。
このように距離を取ることで、再度友達を噛むことを防ぎます。
また自分からお母さんが離れていくことで、自分が悪いことをしたということが子どもにも伝わります。
また、どのようにお友達に謝ったら良いのかもまだわかりません。
親が、「こういうときは、ごめんなさいといって謝るんだよ」と謝罪の言葉を伝えたり、親が代わりに謝っている姿を見せましょう。
そして噛むことはダメなことなのだと伝えます。
④落ち着いたら対処法を伝える
子どもが落ち着いたら、どうすればよかったのかを一緒に考えてあげましょう。
- まだ僕が遊んでいるんだ
- やめて
- 後で貸してあげるね
このように何と言えばいいのかを教えてあげましょう。
このようなとき、想像力や語彙が豊かな子どもは自分の気持ちを簡単に伝えることができます。
想像力と語彙を豊かな子どもに育てましょう。
⑤忘れないうちに話し合い練習をする
そして少ししたら、次同じ状況になったら何と言えばよいのか一緒に練習をします。
この練習をすることで、子どもはなんと表現したら良いのかがわかり噛まなくなります。
まとめ
子どもが噛むという行動を起こすにはさまざまな理由があります。
つい大人目線で怒ったり言い聞かせようとしますが、子どもの目線にたって伝えなければいつまでも噛み癖は続きます。
一度子ども目線になって、どうしたらいいのか、何と言えばいいのか教えてあげましょう。