幼児教育のポイント
「ママ一緒にやって?」一人でできるのに甘える子への対応は?
概要文
少しずつ自分のことができるようになってきたはずなのに「ママやって」「できない」などと保護者にしてもらおうとしたり、同年代の子どもの集まりなど「ママと…」などと言って恥ずかしがるお子さんはいませんか。「ウチの子、もうできるはずなのに」という思いから「自分でできるでしょ」と思ったりお子さんに言ってしまうこともあるでしょう。
なぜできるのに、甘えてくるのでしょうか。そんな姿には理由があるんです。依存してくるお子さんの気持ちを紐解いてみましょう。
目次
なぜ自分でできるのにしないの?子どもの成長過程を知ろう
子どもは早ければ1歳を過ぎた頃から、「イヤイヤ期」を迎え、これまで素直に聞けたことに対してなんでも「イヤ!」「自分で!」と反抗したり、まだできないことでも保護者が手を出すと怒ったり泣いたりする時期に突入します。
「イヤイヤ期」は、個人差がありますが3歳〜4歳を迎える頃に少しずつ落ち着き、自立に向かって成長をしていきます。
その「イヤイヤ期」の頃から自立に向かっていくまでの間は、心の成長にも波があり、その日によって「自分でやりたい」と自立心旺盛なときと、「ママやって」と甘えたくなるときと様子が変わることがあります。
こうして、保護者に甘えたり反抗したりすることを繰り返しながら、少しずつ自分自身とママやほかの大人・友達との違いを知ったり、自分自身を確立しながら成長していくのです。
「ママやって!」には「いいよ」と受け止め、やってあげる
いつも「自分で!」と言う我が子に「ママやって」と言われたらどうしたらよいのでしょう。そんなときは快く「いいよ」とやってあげましょう。
自分でできるのにいつもいつも「ママやって」と言う場合は、「いいよ、やってあげるよ。じゃあ、シャツを着るのは〇〇ちゃんがやってくれるかな?」と促しても良いでしょう。
それも嫌がるときは、ママも大変ですがやってあげましょう。
まだまだ甘えたい気持ちがいっぱいのお子さんを、しっかりと受け止めてあげることで、お子さんはパパやママを「安心できる居場所」と感じます。
自分でできる、やってみたい!と思うけれど、時には甘えてもいいんだ、と思える気持ちは、さらに新しいことへ挑戦し、自立へ向かうための土台となります。
「安心できる居場所」を行きつ戻りつ、子どもは順調に心も体も成長していくのです。
家では元気なのに外ではママから離れられず、友達と遊べない…それはなぜ?
家の中や慣れた場所では、元気いっぱいに遊んでいる我が子。
なのに、初めての場所や同年代の子どもがいる場所では、なかなかママから離れられず楽しめないお子さんに悩んでいる保護者がいるかもしれません。
なぜなかなかママから離れられないのでしょう。
それは、恥ずかしい・自信がない・怖いなどの理由からです。
新しい場所やお友達には、大変関心があるはず。けれど、自分をさらけ出し心を開いて遊ぶことに勇気が必要なお子さんもいます。
「ほら、行きなさい。」「遊んでおいで!」と無理矢理活かせたり、自分自身からお子さんを引き離すようなことはせず、不安な気持ちのお子さんと一緒にいてあげましょう。
そしてママやパパがほかのお子さんに話しかけたり、おもちゃの貸し借りをするなど架け橋になってあげることが大切です。
何日も何か月もかかるかもしれませんが、いつかきっとママやパパがいなくてもお子さん同士でやりとりし、楽しく遊べる日がくるはずです。
お子さんが離れたがらなかったり、泣いたりするときは、しっかり気持ちを受け止めて「ドキドキするね」「ママもいるから大丈夫だよ」「ママと遊ぼう、大丈夫」と言葉にして共感してあげましょう。
甘えや依存は不安や緊張の現れ。しっかり受け止めて。
「イヤイヤ期」だったり、少しずつ自立に向かっていたりするお子さんが、ママやパパに甘えたり依存したり、離れられなかったりする理由や、大切な関り・対応についてお話しました。
子どもはぐーんと成長したり、また赤ちゃんのように戻ったりしながら、少しずつ成長していきます。赤ちゃんのように戻って甘えてきたときに、しっかりと受け止め「大丈夫。ママやパパはここにいるよ」「いつでも戻っておいで」と大らかな気持ちで接してあげると、子どもはまた成長と自立をしていくものです。
子どもの成長過程を知り、突き放さず、しっかりと子どもの姿を受け止め、安心して自立に向かい自信を付けられるよう、あたたかくフォローしてあげましょう。
アカデミアキッズは、少人数制のクラスでママとお子さんと一緒に成長を見守る教室です。
おうちでは「ママやって!」というお子さんも環境が変わったり、他のお友達と一緒に取り組むことで、「自分でやりたい! ママは見てて!」というように成長する子も多いですよ。
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