朝急いでいるときに限って、子どもが着替えるのを嫌がったり、時間がかかってイライラすることはありませんか。
結論から言うと、子どもが早く着替えられるようになるには、以下の3つがポイントです。
- 具体的に言って提案をする
- 選択肢を与え、質問する
- 子どもの指先が上手く動かず苦手意識がある
1つずつ説明していきますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①具体的に言って提案をする
朝子どもに着替えてほしいとき、「早く着替えなさい」と一言で済ませていませんか。
子どもの脳は未発達のため、「早く」「着替える」という言葉はわかっていても、どれぐらい早く着替えるべきなのか、まだ推測ができません。
また、お母さんの顔の表情を読んで空気を読んだりすることもできません。
そのため、
- 何を→「パジャマを」
- いつまでに→時計の針を指差して、「この長い針が9にいくまでに」
- どうしてほしい→「着替えてね」
と、このように具体的に伝えましょう。
その際のポイントは2つあります。
1つめは、急いでいても目を見てゆっくりと伝えましょう。
何回も早口で言うより、ゆっくりと伝えた方が早く行動を起こしてくれます。
早く言われても、子どもは理解できません。
2つ目のポイントは、子どもにとって時間の概念を伝えることは難しいので、砂時計など目に見えるものを使って、時間の流れを意識させるとわかりやすくなります。
お母さんと子どもの1対1ではなく、そこに砂時計などの物を入れると、共通の目的意識が生まれやすくなります。
キッチンタイマーなどではなく、砂時計の砂が減っていく様子を観察させることで、時間が可視化され子どもの時間感覚を育んでくれます。
②選択肢を与え、質問をする
「パジャマを着替えてね」と一言で言っても、上のパジャマ、下のパジャマの二つがあります。
その場合、
- 上のパジャマから着替えてねと提案する
- 上のパジャマと下のパジャマ、どちらから脱ぐと質問する
このように、より具体的に伝えると、子どもに指示が通りやすくなります。
また、パジャマを脱いだ後も、用意してあった服を着たくないと駄々をこねることもあります。
その場合は、あらかじめ服も2つ用意しておき子どもに「今日はどっちの服を着ますか」と自分で選択をさせます。
親があらかじめ1着用意しておいた服よりも、選択肢の2着のうち、子どもが自分で選択したという事実が子どものモチベーションを高めます。
ときどき、「色が合わない、おかしい格好になる」と相談される親もいますが、それよりも子どもの意志を尊重しましょう。
気になる場合は、事前に親が組み合わせを複数考え、その中から選ばせましょう。
綺麗な格好をする必要がある場合は、親が服を用意し「今日はこの服を着なければいけないので着てください」と伝えましょう。
もし癇癪を起こすのであれば、親が共感して子どもの思いを言語化してあげましょう。
「そう、今日はこの服が嫌だったんだね。このシマシマの模様が嫌だったのかな。」
このように代弁することで、子どもは自分の気持ちや思いが言語化され、納得します。
子どもが言葉を理解できるようになるには、たくさんの語彙が必要です。
共感と代弁も大事ですが、同時に子どもの語彙を育み自分で言えるようにしていきましょう。
また、子どもの語彙力を育てるには絵本読みもおすすめです。
③子どもの指先が上手く動かず苦手意識がある
服のボタンを止める、チャックを動かすなどの手先の操作は、子どもにとって難しいものです。
よく「もう◯歳になったから、自分でやりなさい」と突然子どもにやらせる親もいますが、子どもは事前に練習をしておかないと、自分の思い通りに体を動かすことができません。
小さい頃から、できることは一人でやらせるなどして、日頃から訓練をしておきましょう。
特に、手や指は「第2の脳」と言われているほど重要です。
手が動く子は自分でできることが増えるので、自立につながります。
小さい頃から、お手伝いをさせたり、自分でできることをたくさん増やしておきましょう。
まとめ
子どもが自分で早く着替えられないのには理由があります。
- 具体的な指示(何を)
- 選択肢の提案(どっちを)
- 時計や砂時計を使って(いつまでに)
- どうしてほしい
を意識して伝えましょう。
できる限り情報は少なく伝えます。
一度にたくさんのことを伝えると、子どもたちは情報を処理することができません。
最初は時間や手間がかかるように見えるかもしれませんが、自分でできることを増やすことで、親子共に楽しい朝を迎えることができます。