赤ちゃんはいつから発語をしはじめるのでしょうか。
結論から伝えると、8ヶ月ごろから言葉が増え始め、10ヶ月ごろにはジェスチャーをしながら語りかけてきます。
そして1歳ごろには「わんわん」など一語文を話し始めます。
それでは赤ちゃんの発語を促すにはどのようなことをすればいいのでしょうか。
おすすめは次の9個です。
- 実況中継をする
- 短い文章で伝える
- 赤ちゃんが言いたいことを代弁する
- 赤ちゃんに近づきゆっくりわかりやすく喋る
- ジェスチャーなどをして強調する
- フラッシュカードをめくったり絵本を読む
- 赤ちゃんの反応を引き出すために一瞬親が待つ
- 静かな環境で取り組む
- 本物に触れる
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①実況中継をする
親子で一緒に何かに取り組むとき、親が実況中継をしましょう。
例えば着替える時に、「これから着替えるよ。はい、右足をあげて、このズボンの穴に足を通してね。はい、今度は左足だね」このように実況中継をしましょう。
ご飯を食べるときスプーンでご飯をすくい、
- それがなんの食材なのか
- どんな味なのか
- 「はい、お口開けて」と語りかける
このように伝えてもいいでしょう。
②短い文章で伝える
実況中継は長い文章で一方的に語りかけていいのですが、親子で顔と顔を合わせて会話するときは短い文章を使いましょう。
りんごとバナナを赤ちゃんの目の前にだし、「りんごが食べたいのですか。それともバナナを食べたいのですか」と質問することもいいですし、「りんご、食べる。バナナ食べる」と語りかけても大丈夫です。
長い文章での実況中継も、短い文章で伝えることも両方大事です。
難しく考えず、両方使っていきましょう。
③赤ちゃんが言いたいことを代弁する
例えばお母さんがボールを持って赤ちゃんの側に近づいたとき、赤ちゃんはお母さんがボールで遊んでくれることに喜び、「ばばば」などと発声するでしょう。
そのときに「そうだね。これはボールだね」と赤ちゃんが言いたそうなことを代弁してあげます。
何度も繰り返すことで、赤ちゃんもそれがボールということが理解できるようになります。
この時期、赤ちゃんはそのもの自体を認識していますが、それがなんというのか表現の仕方がわかりません。
そのため、お母さんが代弁することで、子どもがそれが何なのか理解し始め、脳に情報を蓄積していきます。
④赤ちゃんに近づき、ゆっくりわかりやすく喋る
赤ちゃんは親の顔がとても大好きです。
人の顔のには赤ちゃんが認識しやすい丸、三角、四角が揃っているので、赤ちゃんは興味津々で常に親の顔を観察しています。
そして、親が何かしゃべるときに、顔と口の動きを見て、「これはボールというのか。なるほど、ボールとはこのように口を動かすのか」と観察しています。
そして、肺や口周りの筋肉が成長すると「ボール」と言えるようになります。
1歳未満だと何もしゃべることができず、赤ちゃんは何もわからないと考える親も多いのですが、子どもたちは常にアンテナをめぐらし、情報収取をしています。
毎回である必要はありませんが、ときには赤ちゃんの顔に近づき、口の動きがわかるように、ゆっくり・はっきりと言葉をしゃべってあげましょう。
赤ちゃんの顔に近づいて話す場合は短い文章や単語でいいです。
⑤ジェスチャーなどをして強調する
赤ちゃんは五感を使いアンテナをめぐらし、さまざまな情報を常に収集しています。
しかし、まだ何も知識を持っていない段階では、どれが何なのかがわかりません。
そのため、ジェスチャーなどをして強調しそれが何なのかを伝える必要があります。
例えばりんごという言葉を教えたいのであれば、ゆっくりとりんごに向けて指を刺したり、りんごをゆっくりを振りながら、「これはりんご」と教えてあげましょう。
⑥フラッシュカードをめくったり絵本を読む
フラッシュカードや絵本をたくさん読むことは、赤ちゃんの語彙を増やす活動の一つです。
フラッシュカードとは絵に文字や言葉が書いてあり、そのカードを早くめくることです。
または絵本を読むこともいいでしょう。
ときどき、
- フラッシュカードと絵本どちらがいいのでしょうか
- フラッシュカードはめくることができないのですがどうしたらいいでしょうか
- フラッシュカードは子どもによくないのでしょうか
と質問をいただきますが、それぞれ親が気になるものに取りめばいいです。
フラッシュカードも絵本も親が子どもに強制しない限り、どちらも有効な方法です。
また絵本なども生後半年から1歳中ごろまでは無理に書いてある文章を全て読む必要はなく、絵を指差して「これはにわとり。コケコッコー」などと単語をいう読み方でも大丈夫です。
フラッシュカードのめくり方や、絵本に関しては次の記事を参考にしてください。
⑦赤ちゃんの反応を引き出すために一瞬親が待つ
毎日お世話をしていると、子どもの反応を待たずについ子どもの代わりにやってあげたり、代わりに代弁してしまいます。
しかし、発語を促すという視点でみると、もったいない行動です。
毎日忙しくて子どもに構っている暇が無いときは無理をする必要はありませんが、心に余裕があるときは一瞬でいいので子どもの反応を待ちましょう。
本当は子どもが言いたかったのに親が毎回代弁してしまうと、赤ちゃんは言葉をしゃべる必要性を感じません。
⑧静かな環境で取り組む
もし赤ちゃんと過ごす時間があるときは、静かな環境で一緒に時間を過ごしましょう。
特にテレビやBGMが流れていると、赤ちゃんは集中することがまだできません。
特に赤ちゃんに近づいてお話するときなどは一度テレビやBGMを止めましょう。
⑨本物に触れる
たくさん本物に触れましょう。
動物園や美術館に行くということも経験としておすすめしますが、身の回りにあるものをたくさん触らせて代弁してあげましょう。
例えば、
- 割れない食器
- タオルのふわふわした感覚
- 家にある野菜の手触りや匂い
このように家にあるものでいいです。
赤ちゃんにとっては新鮮で必要な刺激です。
五感を刺激することで、語彙以外にもさまざまな情報が赤ちゃんの脳に伝わり、感覚や感情を豊かにしてくれます。
まとめ
赤ちゃんの発語を促すテクニックをお伝えしてきました。
もうすでに無意識で取り組んでいることもあるかと思いますが、特に赤ちゃんの反応を少しだけ待ってあげるということについてはまだ知られていないテクニックの一つです。
あまり難しく考えず、毎日の生活の中で取り組めることを少しずつ行ってみましょう。