子どもの体力低下や学力低下などがニュースなどで特集されていますが、子どもの見る力・ものを捉える力などの「目」の機能の低下は日本ではまだあまり認知されていません。
3歳までに人の脳は80%出来上がると言われているこの時期に、子どもの「目」を育てることはとても重要です。
「目の良し悪し」と言われると、視力を思い浮かべる方が多いのですが、乳幼児期は視力だけではなく、目を上手に動かしたり、ものを見て捉える力を伸ばす必要があります。
それでは具体的にどうすればいいのでしょうか。
子どもの見る力を養うには次の4つがおすすめです。
- スマートフォンなど電子機器を利用を極力控える
- 自宅で電子機器を使う場合は画面が大きいものを選ぶ
- 目の体操をする
- 外遊びをする
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①スマートフォンなど電子機器を利用を極力控える
アメリカ小児学会では、18ヶ月前の赤ちゃんにスマートフォンや電子機器の使用を控えるべきだと言っています。
また、18ヶ月から5歳にかけては1日のテレビやスマートフォンなどの電子機器の利用は1時間未満を推奨すると言っています。
テレビやスマートフォンなどの電子機器の過剰な利用は子どもの肥満・情緒不安定・睡眠の質の低下などに繋がります。
それに加えて、小さな画面一点だけに長時間集中し目を動かさない時間が長くなると、子どもの目の機能の発達に大きな影響を与えます。
②自宅で電子機器を使う場合は画面が大きいものを選ぶ
外出先に親がミニ絵本やシールブックを持っていって、できる限りの準備をしても、どうしてもスマートフォンに頼ってしまうこともあります。
外出先での利用は仕方ないときもあります。
しかし、ご自宅で電子機器を使う場合はスマートフォンなどの小さい画面のものではなく、タブレットやテレビなど大きな画面サイズを使いましょう。
画面の大きさは目の動かす範囲に大きく影響するため、画面が大きい方がまだ子どもたちの目にとっては影響が少ないです。
また、テレビなど大きい画面を利用する場合はテレビから離れて視聴しましょう。
③目の体操をする
2歳から3歳以降、電子機器を使ったら目の体操をしましょう。
目の前に人差し指を出して、
- 左右
- 丸
- 8の字
- 縦横でジグザグ
このように指を動かしながら目を動かしましょう。
また、最後に顔の前に人差し指を出して、遠くの景色と指を三秒ごと交互に見て終了します。
④外遊びをする
一番のおすすめは外遊びです。
陽の光からできる影を見たり、鳥や蟻が動いているところを追視したりと、子どもの目の発達を促す全ての要素が含まれています。
できる限り外遊びをするよう心がけましょう。
⑤なぜ目の機能を鍛える必要があるのでしょうか
近年、
- 板書ができない
- 教科書の文章を目で追えない
- 方向回転をすると自分がどこを見ていたのかわからない
これだけではありませんが、このように目のトラブルを抱える子どもが急増しました。
また、ビジョントレーニング(目のトレーニングの本)やオプトメトリスト(目の機能を向上する資格を持つ先生)などが増えてきました。
それだけ少しずつ問題を抱えている子どもが増えていると言うことです。
目から得る情報は80%を占めるとも言われており、目が正常に機能しないと学習だけでなく、日常生活にも大きく影響してきます。
しかし小さいときから子どもの環境を整えることで、防げることも多くあります。
親ができる範囲で意識をして環境を整えてあげましょう。
まとめ
子どもは起きている日中の時間帯は、全身を使いなるべくさまざまな刺激を受ける必要があります。
目も同様にあまり使わず、電子機器などを使い一点だけに集中して見る時間が長いと、その後子どもの目の機能に大きな影響を与えます。
その積み重ねが子どもの能力の低下を招きます。
参考サイト:https://www.apa.org/monitor/2020/04/cover-kids-screens#:~:text=AAP%20calls%20for%20no%20screen,of%20screen%20time%20per%20day.