子どもが成長し大きくなってからも、
- 子どもが失敗すると不機嫌になる
- 子どもが失敗すると隠す
- 失敗が怖くて挑戦しない
- 子どもの気力・やる気がない
と、このような相談をたくさんいただきます。
どうしたら失敗を恐れず行動できる子どもになるのでしょうか。
結論から伝えると、まずは子どもに小さいときからたくさん経験と失敗をさせて、どんな結果であれ親が受け止めてあげることで、何に対しても前向きに取り組む子どもに成長します。
ここでは、乳幼児期から親がどのように対応すればいいのか、具体的な方法をお伝えします。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①子どもが失敗したらどうすればいいのか
失敗を恥じず、前向きな子どもになってもらうには、具体的にどのように対応すればいいのでしょうか。
子どもの失敗を成長に促すには下記の5つがポイントです。
①ゆっくりとお手本を見せ、失敗した時の対応策も教える
まずは子どもにお手本を見せましょう。
また、失敗したときに自分で片付けができるよう、片付け方も教えましょう。
例えばピッチャーからコップへ水を汲むとき、水をこぼしても子どもは雑巾を使うことや、雑巾が水を吸って床がきれいになることを知りません。
そのためにうまくいかなかったときにどうすればいいのか教えてあげましょう。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
②子どもサイズを用意する
子どもは大人が使っているものに憧れを抱き、親が使っているものを使いたがります。
しかし、大人用のものは子どもにとって大きすぎたり、重すぎるので、子どもが扱えるサイズ、重さのものを用意しましょう。
ぜひ練習用に買い与えてください。
また、牛乳パックなどは子どもにとって重すぎるので、小さなピッチャーなどに取り分けてから練習させましょう。
③見守る
大人はつい口を出したくなりますが、そこはぐっと我慢します。
子どもは全神経を集中させて、一生懸命取り組んでいます。
親が口を出すと、子どもが集中している状態を邪魔してしまいます。
どうしても言いたい場合は3秒待ってからいいましょう。
④受け止める・代弁する
失敗しても、責めずに結果を一緒に受け止めます。
もし子どもが泣いたりかんしゃくを起こしたら、「できなくて悔しいんだね」と代弁しましょう。
子どもは失敗して悔しいとき、それをどのような言葉で表せばいいのかわからないからです。
今感じている感情と言葉が一致すると、次は「悔しい」という言葉を覚え、泣かずに言葉で表現できるようになるかもしれません。
⑤ある程度時間はかかるものと認識しておく
大人は体を自由に動かせるので、1回練習すればすぐにできる様になるかもしれませんが、子どもは脳も体も未発達の状態で生まれきます。
そのため何度も練習しながらできる様ようになります。
少しの間見守りましょう。
②子どもは失敗を失敗と感じていない
私たち大人は過去の体験と経験から、無意識のうちに「このようにしたら失敗するから、こうしよう」と自然に考え動いています。
例えば料理をするとき、「この前からあげを揚げたとき、温度が高過ぎて焦がしたから、今日は少し弱火にしよう」と自分で判断をし、自分で行動を直します。
小さい子どもは失敗したらどのように感じるのでしょうか。
実は、生まれてきて数年しかたっていない子どもは、過去の経験がないため、失敗を失敗と感じていないのです。
例えば、牛乳を注いでこぼしても、子ども達からすると、ただ牛乳をこぼしただけなのです。
しかし、そこに親や周りが、
- 「よく見て。こぼしている」
- 「なんでちゃんともたないの」
このように大きく反応すると、子どもはそれを失敗と感じるようになります。
親が大きな声で叱れば、「これはいけないことなんだ。私は悪いことをしているんだ」などと学習し、失敗を隠すようになります。
また、親が代わりに「私がやってあげる」となんでも先回りすると、何でも親がやってくれると学習し気力ややる気が削がれます。
③子どもは自分で成長しようとする力を秘めている
子どもは生まれながらにして、自分でやってみたい、挑戦したい、成長したいと思っています。
自分のやりたいことに挑戦できると、子どもは画像のように学習のサイクルを自分で回し始めます。
自分でこのように学習サイクルを回し始めると、
- 試行錯誤する力
- 達成感
- 想像力や予測する力
- もっとやってみたいという向上心
このような力も一緒に身につけることができます。
④親の都合も優先してもいい
そうは言っても、朝の忙しい時間に限って「自分で牛乳を汲みたかった」と駄々をこねることもあります。
その場合は、「ごめんね。今日は8時までに家を出なければいけないから、今日はお母さんが代わりにやるね。でも、後で一緒に練習しようね」と具体的に忙しい状況を説明し、約束してあげましょう。
忙しいときや、親子共にメンタルが整っていないときに取り組む必要は一切ありません。
大事なことは、
- 約束をしたら早いうちに必ず守ること
- お母さんと子どもが一緒に練習できる時間を用意すること
です。
1つずつ説明しますね。
①約束をしたら早いうちに必ず守ること
親が忙しすぎるあまり、約束を忘れてしまうことがあります。
しかし、やりたくてしょうがない子ども達は約束をきちんと覚えています。
約束を必ず守りましょう。
②お母さんと子どもが一緒に練習できる時間を用意すること
親子共に精神的に余裕のあるときに、一緒に練習をしましょう。
子どもがやりたいときにできなくても、親が時間をきちんと設けてくれれば、子どもも納得してくれます。
まとめ
失敗することは恥ずかしいことでも、悲しいことでもありません。
小さいころから挑戦し、失敗を重ねることは、子どもの精神的な成長を大きく促します。
大人は過去の経験と体験から、なかなか挑戦することが怖くてできません。
しかし、子どもは小さければ小さいほど、失敗する恐怖はそもそもありません。
たくさん経験をさせて、より良い自分になれるよう成長をさせてあげましょう。