赤ちゃんなどの乳児は、集中力はどれくらいもつのでしょうか。
結論から言うと、年齢プラス1分と言われます。
そのため、0歳児の段階では1分しか集中力がもたないということです。
しかし、環境を用意することで、赤ちゃんの集中力はもっと引き出すことができます。
それではどうすれば赤ちゃんの集中力を引き出すことができるのでしょうか。
具体的には次の3つを事前に知る必要があります。
- 子どもの集中力の引き出し方
- 月齢別育脳遊びと注意点
- 集中力を引き出すおすすめおもちゃ
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①子どもの集中力の引き出し方
どうすれば赤ちゃんの集中力を伸ばすことができるのでしょうか。
結論から言うと、何も言わずに見守ることが一番の正解です。
少しでも長くひとり遊びをして欲しいけれども、テレビやスマートフォンは見せたくないと考える親も多いです。
しかしそれに反して、多くの親は常に赤ちゃんの表情を読み取り、泣く前にご飯を与えたり、話しかけてしまいます。
赤ちゃんは見るもの、触れるもの、感じるものすべてが新しく、毎日が新しい発見で溢れています。
そして、一度興味のあるものを認識すると、全集中をしながら、口に入れたり、触ったりして、そのものが何なのかを確認します。
集中しているとき赤ちゃんは、
- 真剣な顔
- よだれをたらしながら取り組む
- 口も手に連動して動いている
こんな様子が見られるでしょう。
その様な状態であれば、赤ちゃんが親を見て「助けてほしい」とアイコンタクトや表情を見せるまでは見守ります。
そうすることで、赤ちゃんの集中力を伸ばすことができます。
②月齢別育脳遊びと注意点
赤ちゃんは月齢によってできることが異なるので、月齢別で取り組みたい遊びと注意点をお伝えします。
生後0ヶ月から8ヶ月におすすめの集中力を伸ばす育脳遊び
この時期は、
- 語りかけ
- 絵本読み
- うつ伏せ遊び
- 外遊び
- 五感を刺激する遊び
これらの育脳遊びが集中力を鍛えるのにおすすめです。
1つずつ説明しますね。
①語りかけ
語りかけは集中力を伸ばす育脳遊びとして一番おすすめの方法です。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ言葉を知りません。
また視力もぼんやりとしか見えませんし、自分の体も上手に動かせません。
そのため、この時期は子どもの反応を見ながらどんどん言葉のシャワーを浴びさせましょう。
ミルクの飲むのであれば、「これからミルクを飲むよ。今お母さんが用意しているからね」とこの様に話しかけます。
またおむつを変えるのであれば、「これからおむつを変えるよ。すっきりしたね」と伝えましょう。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。
②絵本読み
絵本読みも赤ちゃんの集中力を引き出す良い遊びです。
お母さんから発せられる声は、赤ちゃんの興味を最大限に引き出します。
具体的な絵本の読み方・注意点については次の記事を参照してください。
③うつ伏せ遊び
集中力を引き出すには、赤ちゃんが自分の体を自由に使える必要があります。
うつ伏せ遊びは大変おすすめな育脳遊びの一つです。
うつ伏せは、その後の寝返り、お座り、ハイハイ、歩く動作に大変良い影響を与えます。
うつ伏せと聞くと危険ではないかと心配する親も多いのですが、
- 寝るときは仰向け
- 日中はうつ伏せ
とすることで、安心して赤ちゃんの体の発達を促すことができます。
④外遊び
外遊びも子どもの集中力を育む良い遊びです。
まだ何もできない時期ですが、外に出て一緒にお散歩をしましょう。
また赤ちゃんは本物を見ることが大好きです。
もし機会があれば、動物園や美術館に行って本物の動物や絵を見ることも赤ちゃんの脳を刺激して、集中力を引き出します。
⑤五感を刺激する遊び
毎日の生活に五感を刺激する遊びを取り入れましょう。
台所にある野菜で構いませんので、野菜に触ったり、壁紙やタオルなどを触ってみて、「ふわふわ」「ザラザラ」などの手触りを感じることも赤ちゃんの五感を刺激します。
生後9ヶ月から1歳までにおすすめの集中力を伸ばす育脳遊び
生後9ヶ月ごろになると、赤ちゃんの手先が発達してきます。
ものをつまんだり、指さしができる子が増えてきます。
0ヶ月から8ヶ月の遊びに加えて、
- パズル遊び
- 絵本の指差し遊び
- ポットン遊び
これらが赤ちゃんの集中力を引き出す遊びです。
0歳児にパズル遊びは早いのではないかと考える親も多いのですが、ものをつまめる様になったら、つまむ練習として持ち手がついたパズルはおすすめです。
パズルをはめることよりも、つまむ練習をたくさんさせましょう。
また、指差しができる様になったら、「りんごはどれ」と聞いて指をさしてもらう練習もおすすめです。
もし赤ちゃんがまだできない場合は、親が代わりに指をさして「りんごはこれだね」と教えましょう。
また、この時期からポットン遊びも集中力を非常に高める遊びとしておすすめです。
やり方は、ビンとサイズが大きいジャイアントビーズを用意します。
ビンに「ギューしてパー」と親が言いながら、ポトンとビンに入れる様子を見せましょう。
そしてそのあと赤ちゃんに真似をさせてください。
はじめは、口の広いビンから始め、手で握るサイズの大きいビーズを用意しますが、上手にできる様になったら、徐々に「つまむ」にステップアップしていきましょう。
狭い口のビンで親指と人差し指でつまめるサイズのビーズへとグレードをあげます。
ポットン落としは多くの子供が集中しながら取り組む遊びです。
誤飲に気をつけながら、ご家庭でも安全に取り組んでみましょう。
③集中力を引き出すおすすめおもちゃ
上記に挙げた育脳遊びはどうしても親の力が必要ですが、おもちゃは赤ちゃんが一人でも安心して遊べます。
また、おもちゃは赤ちゃんの集中力を引き出したり、育脳にもおすすめです。
この時期のおもちゃは一度購入すれば長く遊べるものばかりですが、月齢によって遊び方や一部おもちゃが変更になるので、お子さんの月齢にあったおもちゃを以下から参考にして取り組んでください。
まとめ
赤ちゃんの集中力を引き出し育脳をするのであれば、危険がない限り親は「見守る」に徹してください。
そもそも子どもたちは生まれながら「自分で成長しよう」という能力を兼ね備えています。
そのため、必要以上に親が手を出したり、先回りすることで、赤ちゃんの可能性を遅らせてしまいます。
手伝いしたい気持ちを抑え、赤ちゃんの表情から読み取っていろいろなことに挑戦させることが赤ちゃんの集中力を養うカギになります。