子供が宿題をスムーズに行うために幼児期からの習慣化コツ8選

「長男・長女が小学校に入学してから、一人で宿題を全くしてくれない。

せめて次男・次女には、小さい頃から自分で宿題に取り組める子になって欲しい」と、悩む親は多いのではないでしょうか。

結論から伝えると、習慣化に向けて2歳から取り組むことがポイントです。

ここではスムーズに一人で宿題に取り組めるようになるコツを年齢別でお伝えします。

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執筆者

いくみん先生

自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。

常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。

その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。

著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。

(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績

目次

①2歳から始める場合

2歳から開始する場合、以下の3つがポイントです。

  1. 丸が書けるようになったら始める
  2. 親子で一緒に取り組む
  3. 答えの正解を求めない

1つずつ解説しますね。

①丸が書けるようになったら始める

子どもの発達には個人差がありますが、一つの目安として、丸が書けるようになったら学習の始まりのサインです。

日常生活において、まずは子どもをよく観察しましょう。

お絵描きなどでクレヨンを渡すと、丸をぐるぐる書き始めていませんか。

子ども達の脳は、特に丸いものに反応します。

そしてそれらはお絵描きにも現れ始めます。

まだこの時期は、鉛筆を正しく持てません。

しかし、クレヨンや鉛筆を握って丸がかければ、プリントワークに取り組みましょう。

この頃から、短時間でも椅子に座り、お絵描きや迷路などに取り組みます。

そうすることで、子ども達は抵抗なくプリントワークに取り組み、生活の一部と習慣化されます。


実際に、私たちが運営するスクールの保護者からも、「今では私が声を掛けなくても、自分で宿題を出してきて、一人で宿題を仕上げたんですよ」と多くの声を頂きます。

②親子で一緒に取り組む

親子で一緒に物事に取り組み、習慣になるまで続けます。

私たちが運営するスクールの生徒や、その保護者に指導をするなかでの私たちの結論は、約3ヶ月程度でプリントワークの習慣化に成功する親子が多いということです。

実際に、2009年にロンドン大学で行われた研究「How habits formed:Modeling habits formation in the real world」においても、習慣化されるまでに約50日〜60日間かかとるという研究結果も発表されています。

また、子ども達はまだ脳が未発達なため、親子で一緒に取り組みましょう。

頑張っている姿をお母さんに見てもらうことで、子どもは喜びを感じ安心し、習慣化されます。

③答えの正解を求めない

この時期は、プリントワークに取り組むということに重点を置き、答え合わせや正解を確認することはやめましょう。

この時期の子ども達には、プリントワークをするという概念すらありません。

ただ親子で一緒に絵を描いている感覚です。

そのため、問題を理解しているかどうかではなく、いすに座って取り組んだ行動に対して「最後まで座って頑張れたね。すごいね」と褒めましょう。

②3歳以降から取り組む場合

3歳以降は自分の自我が強くなるので、以下の5点に注意しながら進めます。

  1. 親は先生にならずマネージャーになる
  2. 場所や時間を固定する
  3. 決めたプリントの枚数ではなく時間で区切る
  4. 1週間のうち4日から5日を目安に取り組む
  5. 子どものモチベーションを保つ工夫をする

1つずつ解説しますね。

①親は先生にならずマネージャーになる

多くのお母さんが、「幼少期の勉強なら教えられる」と意気込みます。

しかし、勉強において親が先生になると上下関係ができ、子どもの興味や経験を潰すことにつながります。


目的は習慣化させることです。

親は教えることに力を注ぐのではなく、子どもが気持ちよくプリントワークができるよう環境を整えることに力を注ぎましょう。


同じ目線で達成可能な目標を持たせる事が、習慣化の近道になります。

②場所や時間を固定する


1日を振り返り、お母さんと子どもにとって都合の良い時間を決めます。

そしてプリントワークに取り組む場所も出来る限り固定化します。

その日の気分で場所や時間が変わると、生活リズムが整わず、習慣化できません。

子ども達は、シンプルで同じことの繰り返しを好みます。

③決めたプリントの枚数ではなく時間で区切る

おすすめの枚数は1日3枚です。

しかし、プリントワークに取り組む時間は、枚数ではなく時間で区切りましょう。

例えば、毎日プリントは3枚と決めていても、決めた時間内に終わらなければお終いにします。

子どもの集中力が深く持つ時間は、年齢プラス1分程度です。

親が横についても時間内に終わらない場合は、プリントが難しいか、その日の気分や体調がよくないことがほとんどです。

無理強いをすれば、親子共に続かなくなります。

毎日所定の時間に何かをこなすことが大事であり、最初は枚数をこなすことではありません。

④1週間のうち4日から5日を目安に取り組む

1週間のうち、4日から5日を目安にプリントワークに取り組みましょう。

毎日取り組む必要はありません。


私が指導するある家庭では、プリントワークは土日を休みと決めました。

しかしある日、火曜日は幼稚園が休園になり、家族でテーマパークに行く予定になりました。


その週は、この家庭では火曜日はお休みにし、日曜日に宿題をする約束をしました。

このように、時にはその日の子どもの様子や、家族の予定などを優先し、柔軟にスケジュールを変えても問題ありません。

細く長く続けましょう。

⑤ブレずに継続するコツ

プリントが習慣化しない多くの理由は、親がブレて決定したことを変えるからです。

しかし、多くの場合、親も子も人間なので理想通りには行きません。

保護者の声を聞くと以下4つでつまづく方が多いです。

  1. 親の都合でプリントワークができない場合
  2. 今までできたことが突然できなくなった場合
  3. 子どもの気分のムラが理由の場合
  4. 子どものモチベーションが保てない場合

1つずつ説明しますね。

①親の都合でプリントワークができない場合

親の都合でプリントワークに取り組めない日も、もちろんあります。

その場合は必ず子どもに一言伝え、代替案(一人で出来るもの)を提案しましょう。

最初に一言、

「今日はお母さんの◯◯でプリントワークできないの。ごめんね。お母さん今日は横についてあげられないから、自分一人で出来るもので遊んでくれるかな。」

子どもの目を見て、このように伝えましょう。

次に、

「代わりに今日は一人で折り紙をしてくれるかな」

と、自分一人で出来るものを指定しましょう。

繰り返しになりますが、この時期のプリントワークの目的は難しい問題をたくさん解くことではなく、何かに取り組むことを習慣化することです。

子どもが一人で出来るものを考え、提案をしましょう。

プリントワークだけではなく、折り紙、工作、迷路、ねんど遊びなど、大人からするとあそびに見えるようなものでも、子どもにとっては大きな学びです。

そして、ただ伝えるのではなく、机に代わりの物を出してあげましょう。

②今までできたことが突然できなくなった場合

子どもは、昨日までは出来ていたことが、突然出来なくなることがあります。

多くの場合、親は「なんで出来ないの。昨日まで出来ていたのに」とイライラし、親子でけんかをし、続きません。

しかし、どんなに周りに「この子は優秀だ」と言われている子でも、普通に起きることです。

最初から「必ずそういう日がたくさんくる」と胸に秘め、1からまた教えましょう。

③子どもの気分のムラが理由の場合

子どもの気分のムラで、思うようにプリントワークが進まない日もあります。

その場合は子どもをよく観察してみましょう。

その日、運動会の練習や、遠足などはありませんでしたか。

そのような特別な理由が背景にある場合は、お休みするか、取り組む枚数を減らしましょう。

また、今取り組んでいるプリントのレベルが、子どもにあっているか確認しましょう。

例え順調に進んでいても、突然出来ない日がきます。

また、お母さんの都合で出来ない日もあるので、そんな日は、プリントワークをこなすのではなく、遊びと学びができる、折り紙、迷路、工作などを事前に準備しましょう。

それ以外にも、数パターン別の出版社から販売されているプリントワークを予備で用意することで、親子共に逃げ道が出来て、楽しく継続できます。

④子どものモチベーションが保てない場合

間違いを指摘するのではなく、出来た部分やプロセスを褒めてます。

間違ってしまった部分を指摘せず、「一緒にここをもう一回やってみようか」と声を掛けます。

頑張った点を褒め、間違っても、親が助けてくれれば、子どもは安心して取り組めます。

また、頑張っている行動を見える化することで、子ども達は頑張って取り組めるようになります。

おすすめはシール手帳です。

私たちが指導するスクールでも、以下画像のようなプリント手帳を配布しています。

1日にこなしたプリントの枚数が例え1枚でも、頑張ったご褒美にシールを渡し、子どもが自分で貼ることで継続出来るようになります。

まとめ

「こんな小さい時から勉強なんてかわいそう」という声をいただくことがあります。

それと同時に子どもが思春期になってから「もっと早くからやっておけばよかった。子どもが言うことを聞いてくれないんです。どうしたらいいのでしょうか」というご相談もたくさん頂きます。

乳幼児期からのプリントワークの目的は、勉強させることではなく、椅子に座り、集中し取り組む遊びの時間と考え取り組みましょう。

1日数分程度ですが、継続するにはコツがあります。

無理なく、細く長く続け、子どもの自律を促しましょう。

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