どうしたら子供が落ち着いてくれる?落ち着かせる5つの方法

育児中であれば誰でも「お願いだから落ち着いてお母さんの話を聞いて」と思うことがあります。

どうすれば子どもが落ち着いて人の話をきくようになるのでしょうか。

それには次の5つの方法が有効です。

  1. 否定語で話さない
  2. オーバーリアクションをしない
  3. どうすれば良いのか具体的なやり方を教える
  4. 正しいことをしたら褒める
  5. 食事を見直す

1つずつ説明しますね。

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執筆者

いくみん先生

自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。

常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。

その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。

著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。

(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績

目次

①否定語で話さない

「ブロックを投げないで」

「食べ物で遊ばないで」

「お母さんを叩かないで」

このように否定後で「ダメ」を連続で言うことで、子どもはその行動を逆に繰り返したくなります。

「この箱絶対にあけないでね」と言われたら、大人でも中身が気になってしまい開けたくなるものではないでしょうか。

ダメと否定をすることで逆に興味が沸き、やってほしくない行動を繰り返したくなります。

②オーバーリアクションをしない

親は相手に子どもにわかって欲しいと思うため、否定語に加え、手振り身振りで話しかけたり、変な顔をする人も多いです。

しかし、子どもの年齢が幼いほど、この親の反応はとても楽しく見えます。

そのため、再度同じようにやって欲しいためその行動を何度も繰り返します。

例えば、子どもがお母さんの顔を叩く場合、「もうやめて。痛い」と大げさに反応すればするほど、子どもは楽しくなってお母さんの顔を叩きます。

やめて欲しい場合は真顔で「叩くとお母さん痛くて悲しいからやめてください」と淡々と話しその場を離れましょう。

大好きなお母さんが自分のことを相手にしてくれなくなると子どもはその行動をやめます。

③どうすれば良いのか具体的なやり方を教える

落ち着かない場合、やり方、言い方がわからない場合が多いです。

積み木を投げて遊びハイテンションな場合、「ブロックは投げるのではなく、このように積んで遊ぶんだよ」と話しかけながら、実際にやっている姿を見せましょう。

耳から指示を聞き、目でやり方を見ることで、子どもは使い方を理解してその通りに遊ぶようになります。

④正しいことをしたら褒める

正しいことをしたら褒めましょう。

先ほど否定語で話をしたら繰り返しますとお伝えしましたが、否定することも褒めることも親が反応をし繰り返したらそのように行動を繰り返すのが子どもです。

よく私たちが運営するスクールの親には、その日子どもにかけた言葉を一度書き出すよう指導しています。

その日の自分の言動を書き出すことで、どのように子どもに声をかけていることがわかり、何を子どもに印象付けているのかがわかります。

「褒めようと意識していたけれども、書き出してみたら全然誉めていなかった」と驚く親御さんも少なくありません。

子どもなので最初から言われた通りにできないことも多いですが、できたときに大好きな親から誉められることで「また繰り返してやってみよう」と思います。

⑤食事を見直す

「シュガーハイ」という言葉をご存じですか。

砂糖の摂取のしすぎで、子ども達が常にハイテンションである状態です。

シュガーハイは科学的に証明されていることではありません。

しかし、多くの親が実際に砂糖の量を調整することで、子ども達が落ち着いたという報告をよく頂きます。

砂糖は子どもがハイテンションになるだけではなく、記憶力の低下や摂取カロリーが多くなり肥満につながるなどさまざまな子どもの不調に繋がります。

一度食事日記をつけてみて、何を食べているのか書き出してみることをおすすめします。

まとめ

親は良かれと思い、「ダメ」と連呼しますが、その行動は子どもにやってほしくない行動をより促します。

そして、何度も言われ続けると、今度は「また言っているよ」と飽き飽きして、3歳以降言うことを聞かなくなります。

飛び出したら車に轢かれて危険だからダメと、子どもの危険に関わることは感情を込めて言う必要がありますが、日常のことであれば淡々と伝え、どうすれば良いのか具体的に伝えましょう。

そして誉められることで子どもの困った行動は減ります。

遠回りに感じるかもしれませんが、子供との関わりや食事を今一度見直してみましょう。

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