子どもには将来やる気に満ち溢れ、たとえ困難なことがあっても挑戦できる子になって欲しいと願う親も多いです。
実は赤ちゃんのころから、赤ちゃんがしゃべる言葉に親が反応するだけで、前向きな心が育つことをご存知ですか。
ここでは、
- 赤ちゃんの心が成長する喃語(なんご)とは
- なぜ喃語に対応すると前向きな子になるのか
- 喃語の対応のしかた
についてお伝えします。
とてもシンプルで効果的な方法なので試してみてください。
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①赤ちゃんの心が成長する喃語(なんご)とは
赤ちゃんはママ・パパに話しかける手段として、クーイングと呼ばれる「あー」「くー」など、息を吐くときに出せる音で話し始めます。
5〜6ヶ月になると「ブー」「ダー」と言葉をしゃべるようになります。
そして、成長に伴い「マンマンマン」「だっダダダ」と、声にトーンを加えて、赤ちゃんも自分の発する声に楽しみながら話し始めます。
これら赤ちゃんがしゃべることばを「喃語」(なんご)といいます。
この時期になると、ママパパも赤ちゃんの反応が楽しくなり「今度はなんて言うのかな」「なんて言わせようかな」と、親子の会話が楽しくなってくるころです。
②なぜ喃語に対応すると前向きな子になるのか
親が赤ちゃんがしゃべる言葉に「そうなんだね」「嬉しいのね」「ミルク美味しいのね」などと反応することで、親子の絆が深まったり、発語を促したりとさまざまな良い効果があります。
特に注目したいのが親が喃語に反応することで、赤ちゃんは自分が何かをしたら反応があると学習します。
何度も繰り返し経験することで、「自分が何かすれば反応(結果)がある」と学びます。
そして、何に対しても恐れず挑戦する前向きな心が育まれます。
心理学の実験では「内的統制感」と言われています。
例え能力が高く、成功すると頭でわかっていても、確信がないと人は動きません。
人は成長し自我が現れたり、自分の経験に基づき価値観が決まってくると、いくら周りが褒めて認めても、なかなか確信をもって動くことができません。
しかし赤ちゃんは自分の感じたこと、見たこと、聞いたことをそのまま全て吸収していくので、素直に受け止めることができるのです。
③喃語の対応のしかた
具体的に赤ちゃんの喃語に親はどのように対応すればいいのでしょうか。
ポイントは次の4つです。
- オウム返しをする
- 言葉を言い換えて気持ちを代弁する
- 笑顔で抑揚のある声で対応する
- たくさん反応してあげある
1つずつ説明しますね。
①オウム返しをする
赤ちゃんは大好きなママ・パパが反応してくれるとうれしく感じます。
聞き取る力は立派に発達していますからそのままマネをして楽しんでください。
「あー」と赤ちゃんが言ったら「あー」と親も返してあげましょう。
「ばあばあ」と言ったら「ばあばあ」と言い返します。
このようにすることで、「ママ・パパは私に興味を持ってくれる」「一緒に楽しんでくれる」と、表情が変化したり、足や手をバタバタさせて喜びます。
ここから、信頼関係が生まれます。
②言葉を言い換えて気持ちを代弁する
例えばお腹が空いてる時間になって、「まんまん」と言ったら「ご飯だね。ミルクだね」と言い換えてあげましょう。
「まー」とお母さんの顔を見ていったら、自分の顔を指さしながら「ママだよ」と伝えてあげましょう。
その際赤ちゃん言葉を使った方がいいですかと質問がありますが、赤ちゃん言葉は使う必要はありません。
大人に話しかけるように赤ちゃんに語りかけましょう。
③笑顔で抑揚のある声で対応する
笑顔で抑揚のある声で対応すると、赤ちゃんには伝わりやすいです。
特に赤ちゃんは親の顔が大好きです。
また、顔は赤ちゃんにとって認識しやすい丸、三角、四角の全てのパーツがそろっています。
ゆっくり、はっきり、短い文章でオウム返しをしたり、気持ちを代弁することで、赤ちゃんが理解しやすくなります。
④たくさん反応してあげある
できるときはたくさん子どもの喃語に反応してあげましょう。
たくさん反応するということは、それだけ経験を多く積み、前向きな心が強化されるということです。
ときどき「親が体調不良だったりそんな気分になれないときもあるのですが、どうすればいいでしょうか」と相談をいただきます。
そのような場合は素直に子どもに「ごめんね、お母さん今日体調悪いんだ。今日はあまり話しかけることができないかもしれない」と無理せず伝えることも大事です。
プレッシャーに感じず楽しく続けましょう。
まとめ
赤ちゃんは、見たもの、聞いたもの、感じたもの全てをそのまま吸収していきます。
そんな時期に大好きな親から反応があると、子どもたちの心はどんどん成長します。
子育てはロングランなので無理する必要はありませんが、できるときに赤ちゃんの喃語に語り返してあげましょう。