子どもの握力が弱いとどうなるのでしょうか。
結論から言うと、次の5つに大きな影響を与えます。
- 筆圧が弱くなる
- 学力に影響を及ぼす
- ハサミなど工作ができない
- 手をひねるなどの動作に影響がある
- 運動が楽しく思えない
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①筆圧が弱くなる
握力が弱いと筆圧が弱くなります。
そのため、子どもが鉛筆で文字を書いても色が薄く、子どもたちも自分で何を書いているのかわからないということが起こっています。
また、筆運びもスムーズにできず、直線、斜め線、丸などもギザギザになってしまったりと上手に線を書くことができません。
②学力に影響を及ぼす
鉛筆で文字を書いても自分で何を書いたのかわからないので、漢字など文字の練習をしても覚えるまでに時間がかかります。
小学校に入学しプリントワークなどで反復練習をするようになってもなかなか覚えられないため、学ぶことが楽しく感じられず、学ぶことに対して苦手意識を持ちやすくなります。
紙と鉛筆を使って線・絵・文字をガリガリ書くという動作は子どもの五感を刺激し、脳の発達を促します。
普段から紙とクレヨンや鉛筆を与え、絵を描く習慣をつけておきましょう。
③ハサミなど工作ができない
ハサミなど手先を使った作業も上手にできないため、子どもの何か作りたいという創造力にも影響を与えます。
自分が頭の中で思い描いているものが形にできない、表現できないというストレスは子どもたちのやる気を削ぎます。
また近年補助具付きのハサミ(バネ付きハサミ)なども販売されていますが、ハサミは早い子で1歳後半から使えます。
できる限り補助付きのハサミを使わず、補助具なしの普通のハサミが使えるように小さい頃から手を鍛えておきましょう。
④手をひねるなどの動作に影響がある
手首をひねる、指でつまむ、握る、絞るなど手を使った動作だけで少なくとも20種類以上あります。
手のひら全体を使った握力は手の動作の全ての基礎となります。
私たち人間を取り巻く環境は年々便利になっています。
ボタンを押せばトイレの水が流れ、手をかざせば水道から水が出てきます。
本来日常の生活の中でたくさん手を使う習慣がありましたが、現代ではそのような機会が減りました。
そういった日常の積み重ねが子どもの握力の低下を招いています。
2013年の記事になりますが、
内藤久士・順天堂大大学院教授(運動生理学)は「日常生活の中で、蛇口の開け閉めなど握力を培う機会が減った結果ではないか。筋力や運動能力を高める取り組みは今後も欠かせない」と指摘している。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG13003_T11C13A0CR8000/
このような記事が掲載されました。
私たちは子ども向けのスクールを長年営んでいますが、多くの子どもたちを見て同じように感じています。
⑤運動が楽しく思えない
園での生活が始まるとたくさんの運動に取り組みます。
そんな中握力が弱いことで、
- 自分が思い描いていたように体を動かすことができない
- 他の多くの友達はできるのに自分だけできない
このように感じる子どもも少なくありません。
握力は運動の基礎能力にも繋がるので、小さいころから握力を伸ばす遊びをたくさんしておきましょう。
まとめ
「手は第二の脳」とも言われ、脳にたくさんの良い刺激を与えてくれます。
そのなかでの手全体を使った握るという動作は、全ての手の動きの基本につながります。
そのため、赤ちゃんのころから握力を鍛えておきましょう。