幼児教育のポイント
自立心を育てよう!生涯に渡って学び続ける子供を育てるには?ママとパパの関わり方・叱り方
子どもに対する大人の「視点」を変えることが成長の近道!
大人はどうしても、これまでの経験や主観から子どもに注意したり促したり、叱ったりしがちです。ですが、子どもとママやパパとは別の人格をもった別の人間です。
子どもの自主性を伸ばすには、これまでの子どもへの「視点」を変えてみることが大切です。特に、「褒め方・叱り方・会話を通した関り」について触れてみましょう。
目次
①叱り方:「子どもが何をしたかったのか」を考え適切な方法を伝えよう
もしもお子さんがご自宅の壁にいたずら描きをしたら、どうしますか?
きっと驚いて「何やってるの!」「そんなことをしたらダメでしょう」「やめなさい」
「こんなことしてどうするの?!」と大きな声を出してしまいますよね。
皆さん、そうでしょう。当然のことです。
けれどそこで深呼吸……。
この叱り方を受けた子どもはどのような気持ちになるでしょうか。
- したいことを禁じられた
- ママやパパが起こっている
- 絵を描くことは悪いことなのだ
- 自分はママとパパに嫌われたのかな
このように受け止めてしまい、「お絵描きはいいけれど、壁に描いてはいけない」ということが伝わりにくくなるのです。
子どもは大きく広いところへ伸び伸び描いてみたかったはず。
そういった子どもの「したかったことは何だったのか?」へ目を向け、新たな方法を伝えることが大切です。
例えば大きな紙や段ボールなどを用意してあげると良いかもしれませんね。
そして、あわせて「壁に描くとお掃除が大変になるし、おうちの壁はお絵描きする場所ではないんだよ。」と伝えましょう。
「何やってるの!?」と叱りたくなるのですが、それは子ども自身の興味・関心ではなく、行けないことをした「子どものしてしまったダメな事実」に目を向けているのです。
「広いところに絵を描きたかったんだね。どうしたらいいかなぁ。一緒に考えようか。」などの声かけは、子ども自身の興味・関心へ目を向け、人格を否定しない声かけです。
このようなママやパパの関りを通し、子どもは、
- 壁に絵を描いてはいけない
- 絵を描くのはいい
- 絵を描くのは紙にしよう
- 大きく描きたければ、大きな紙に書けば良い
ということを理解し、壁に描くことはなくなるでしょう。
もちろんすぐには理解できず短期間での改善は難しいかもしれません。
それでも繰り返しこのような関わりを続けていくことで子どもの気持ちや集中力・意欲が満たされ、人の嫌がることをしない、また、創意工夫をする子どもに育っていくのではないでしょうか。
②褒め方:褒める時は具体的に!「すごいねー」だけだと褒められ依存症になることも。
子どもが「ママ見て!」と誇らしげにこちらに視線を送ってきたり、言ったりしてきたとき、つい「すごいねー!」と言ってしまいますよね。
日常の忙しい子育ての日々では、わかってはいるけれど褒め方がおざなりになってしまうものです。
けれど「すごいねー」「えらいねー」「天才!」などという言葉でだけ褒めていると、その言葉を欲しさに行動したり考えたりするようになる可能性も少なからずあるのです。
子どもを褒める時は何がすごいのか、何を褒めてほしいのか、子どもの気持ちをよく観察し
すごいねーの言葉を具体的に変換して伝えてみましょう。
例えば、
「積み木高く積めたね」
「全部食べられたね」
「最後までお片付けで来たね。お部屋が気持ちいいね」
など、その行動を「認め」「できた事実を言葉で伝える」だけでいいのです。
これは、褒めているのではなく子どものできたよ、見てほしいな、という気持ちを満たし、
良い行動ができたということを認められたことで、また同じようにしようと自分に自信をもつようになります。
「すごいねー」という褒め方を繰り返していると、褒められないと行動ができなかったり、不機嫌になったり、自立心が身につかないこともあります。
ぜひ、子どものできた「行動」に目を向け、言葉にしてみてください。
子どもの行動を肯定してあげることが子どもの成長にとって、とても大切なことなのです。
③会話:子どもの話しに興味を持ち、視線を合わせて聞く
忙しい日常では、ついつい急かしたり注意したりといった指示だけで、たわいのない会話の時間を持てずに過ぎてしまうもの。
ママもパパも仕事があったり、家事に追われ、子どもとゆっくりとした時間を持つのは難しいものでしょう。
「ママ、あのね」と話しかけてきても「忙しいから後にして。」と言ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。
それは仕方のないことでしょう。
けれど、時には子どもの話しを目を見ながら聞き、頷き、時には子どもの話しを繰り返してあげたり、少しまとめてあげたりと、ゆっくり聞いてあげる時間を持ちたいものですね。
そうした子どものためだけの親子の時間を持つことは、親子の絆と信頼関係を深め、しっかり受け止めてもらえた安心感と自分への自信につながります。
成長していく中でこういった親の姿勢を続けていくことで、自分の考えを持ち、物事を前向きに考えられるようになったり、解決策を自分で見出せる力へとつながるのです。
まとめ
子どもは自ら育つもの。そのためにはママとパパにしっかりと愛され見守られ、受け止めてもらっている安心感と自信が大切な土台となるということが伝わったでしょうか。
子どもは親の分身ではありません。子ども自身の人格を大切に扱い、関わり、認めていくことで、保護者自身の視点が変わり「いたずらばかりする」「わがまま」「うるさい」と子どもを問題に感じていたことも、本来の子どもの姿としてしっかりと見えてくるはずです。
子どもの自立心を育て、自分から学ぶ子どもを育てる関りを、今日から実践してみませんか。
①叱り方:「子どもが何をしたかったのか」を考え適切な方法を伝えよう
もしもお子さんがご自宅の壁にいたずら描きをしたら、どうしますか?
きっと驚いて「何やってるの!」「そんなことをしたらダメでしょう」「やめなさい」
「こんなことしてどうするの?!」と大きな声を出してしまいますよね。
皆さん、そうでしょう。当然のことです。
けれどそこで深呼吸……。
この叱り方を受けた子どもはどのような気持ちになるでしょうか。
したいことを禁じられた
ママやパパが起こっている
絵を描くことは悪いことなのだ
自分はママとパパに嫌われたのかな
このように受け止めてしまい、「お絵描きはいいけれど、壁に描いてはいけない」ということが伝わりにくくなるのです。
子どもは大きく広いところへ伸び伸び描いてみたかったはず。そういった子どもの「したかったことは何だったのか?」へ目を向け、新たな方法を伝えることが大切です。
例えば大きな紙や段ボールなどを用意してあげると良いかもしれませんね。
そして、あわせて「壁に描くとお掃除が大変になるし、おうちの壁はお絵描きする場所ではないんだよ。」と伝えましょう。
「何やってるの!?」と叱りたくなるのですが、それは子ども自身の興味・関心ではなく、行けないことをした「子どものしてしまったダメな事実」に目を向けているのです。
「広いところに絵を描きたかったんだね。どうしたらいいかなぁ。一緒に考えようか。」などの声かけは、子ども自身の興味・関心へ目を向け、人格を否定しない声かけです。
このようなママやパパの関りを通し、子どもは、
壁に絵を描いてはいけない
絵を描くのはいい
絵を描くのは紙にしよう
大きく描きたければ、大きな紙に書けば良い
ということを理解し、壁に描くことはなくなるでしょう。もちろんすぐには理解できず短期間での改善は難しいかもしれません。それでも繰り返しこのような関わりを続けていくことで子どもの気持ちや集中力・意欲が満たされ、人の嫌がることをしない、また、創意工夫をする子どもに育っていくのではないでしょうか。
②褒め方:褒める時は具体的に!「すごいねー」だけだと褒められ依存症になることも。
子どもが「ママ見て!」と誇らしげにこちらに視線を送ってきたり、言ったりしてきたとき、つい「すごいねー!」と言ってしまいますよね。
日常の忙しい子育ての日々では、わかってはいるけれど褒め方がおざなりになってしまうものです。
けれど「すごいねー」「えらいねー」「天才!」などという言葉でだけ褒めていると、その言葉を欲しさに行動したり考えたりするようになる可能性も少なからずあるのです。
子どもを褒める時は何がすごいのか、何を褒めてほしいのか、子どもの気持ちをよく観察し
すごいねーの言葉を具体的に変換して伝えてみましょう。
例えば、
「積み木高く積めたね」
「全部食べられたね」
「最後までお片付けで来たね。お部屋が気持ちいいね」
など、その行動を「認め」「できた事実を言葉で伝える」だけでいいのです。
これは、褒めているのではなく子どものできたよ、見てほしいな、という気持ちを満たし、
良い行動ができたということを認められたことで、また同じようにしようと自分に自信をもつようになります。
「すごいねー」という褒め方を繰り返していると、褒められないと行動ができなかったり、不機嫌になったり、自立心が身につかないこともあります。
ぜひ、子どものできた「行動」に目を向け、言葉にしてみてください。
子どもの行動を肯定してあげることが子どもの成長にとって、とても大切なことなのです。
③会話:子どもの話しに興味を持ち、視線を合わせて聞く
忙しい日常では、ついつい急かしたり注意したりといった指示だけで、たわいのない会話の時間を持てずに過ぎてしまうもの。
ママもパパも仕事があったり、家事に追われ、子どもとゆっくりとした時間を持つのは難しいものでしょう。
「ママ、あのね」と話しかけてきても「忙しいから後にして。」と言ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。
それは仕方のないことでしょう。
けれど、時には子どもの話しを目を見ながら聞き、頷き、時には子どもの話しを繰り返してあげたり、少しまとめてあげたりと、ゆっくり聞いてあげる時間を持ちたいものですね。
そうした子どものためだけの親子の時間を持つことは、親子の絆と信頼関係を深め、しっかり受け止めてもらえた安心感と自分への自信につながります。
成長していく中でこういった親の姿勢を続けていくことで、自分の考えを持ち、物事を前向きに考えられるようになったり、解決策を自分で見出せる力へとつながるのです。
まとめ
子どもは自ら育つもの。そのためにはママとパパにしっかりと愛され見守られ、受け止めてもらっている安心感と自信が大切な土台となるということが伝わったでしょうか。
子どもは親の分身ではありません。子ども自身の人格を大切に扱い、関わり、認めていくことで、保護者自身の視点が変わり「いたずらばかりする」「わがまま」「うるさい」と子どもを問題に感じていたことも、本来の子どもの姿としてしっかりと見えてくるはずです。
子どもの自立心を育て、自分から学ぶ子どもを育てる関りを、今日から実践してみませんか。