大人の話が理解でき、聞き分けが良く、何に対しても前向きな心をもった頭の良い子に育てるにはどうしたらいいのでしょうか。
結論から伝えると次の7つを普段から意識して取り組むことで、子どもの脳を育みます。
- たくさんの言葉に触れる
- 赤ちゃんの時期は口遊びをさせる
- 手づかみ食べをさせる
- 愛情を伝える
- おもちゃの遊ぶ数は少なく
- 伝えることは短く
- たくさん運動させる
- 慣れさせる
1つずつ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①たくさんの言葉に触れる
子どもたちは脳と体が未完成の状態で生まれてきます。
そのため、話をしたくても口の筋肉が未発達で話すことができません。
しかし、生まれてきた環境に適応する為に、日々五感を通じて情報を収集しています。
目で親の顔や口の動きをみて、話すにはこの様に口を動かすんだと観察をしています。
また、親が喋ることを聞いて、「これはりんごと言うのね」と物の名前や表現の仕方を学んでいます。
そのため、赤ちゃんにはたくさんの言葉に触れさせましょう。
この時期なんでも吸収するので、英語などの外国語でもいいのですが、頭を良くすると言う視点で考えた場合、母国語(日本人なら日本語)がおすすめです。
語彙をたくさん吸収しておくことで、
- 自分の気持ちを表現できるので気持ちが安定した子になる
- 自分の好きなことを見つけたときに、自分で文字を読み世界を広げることができる
- 学びの土台である国語力につながる
などたくさんのメリットがあります。
ぜひ、普段から語りかけをしたり、絵本を読んだりしましょう。
②赤ちゃんの時期は口遊びをさせる
赤ちゃんはなんでも口に入れます。
脳が未発達な赤ちゃんは、口に物を入れることでそれがなんなのか確認作業をしています。
お腹が空いているから口に入れるのではなく、そのものに興味があり、好奇心を満たすために、口に入れているのです。
親はつい汚いからと取り上げてしまいますが、誤飲の心配がない限りたくさん口遊びをさせましょう。
口遊びはこの時期の赤ちゃんの脳を最大限に刺激します。
また、赤ちゃんは生まれながらに反射という体が自動的に反応するプログラムを備えています。
赤ちゃんの時期は基本的にえずきやすいため、口遊びをすることで、その反応に慣れ、その後の離乳食以降の固形物の食事が取りやすくなります。
③手づかみ食べをさせる
できれば綺麗に食事をして欲しいのですが、赤ちゃんの手づかみ食べにも大きな意味があります。
赤ちゃんが手づかみ食べをすることで、手の発達を促したり、五感を刺激をします。
また、食べることはそもそも赤ちゃんの脳を刺激する作業の一つです。
しかし、赤ちゃんは新しく出されたものを食べられる前に、それが自分にとって食べても安全な物なのか、美味しい物なのかなどを確認するために、最低でも15回から20回は触らないと食べません。
そのため、食べなくても心配せず、食材や新しい料理に触れる回数をたくさん増やしましょう。
④愛情を伝える
赤ちゃんにはたくさんの愛情を伝えましょう。
何も喋ることができない赤ちゃんを目の前に、何を喋ったらいいのか困惑するお母さんも多いことも事実です。
何を話して良いかわからない場合、
- 「はい、おむつかえるね」など実況中継をする
- 絵本の読み聞かせをする
- たくさん触ってあげる
このように子どもに何か働きかけるだけで、十分に子どもに愛情は伝わります。
⑤おもちゃの遊ぶ数は少なく
たくさんのおもちゃで遊ぶことは悪いことではありませんが、赤ちゃんの集中力は短く、そして一度にいろいろなことを処理ができないため、質の高いおもちゃを選んで遊ばせましょう。
自分で歩ける様になり、自分の意志でおもちゃを選べる様になったら、おもちゃを棚に飾ったり、箱の中から3つ選ばせて遊ぶなどしても良いでしょう。
一つのおもちゃを興味がなくなるまで遊び尽くし、そして新しいおもちゃが来るというサイクルは赤ちゃんの集中力を引き出します。
飽きてしまったおもちゃは一度目に見えないところに隠し、1ヶ月後に再登場させるなどしてリサイクルをしましょう。
それでもそのおもちゃに興味を示さないのであれば、そのおもちゃの役割は終了です。
新しいおもちゃを用意してあげましょう。
⑥伝えることは短く
おもちゃと同様に、赤ちゃんは言葉も一度にたくさん処理をすることができません。
「ご飯を食べたらお風呂に入ろうね」と、この短いフレーズの中にもご飯をたべる、お風呂に入るという二つの指示が入っています。
このように一つの文章にたくさんの指示が入っていると、子どもは処理ができず混乱してしまいます。
そのため、
- 「ご飯を食べよう」
- 食事が終わったら「お風呂に入ろう」
このように短い文章で伝えることで、子どもは理解ができます。
親の言っていることがわかり行動できると、自己肯定感が上がり、子どもの心が育まれます。
⑦たくさん運動させる
赤ちゃんの時期からたくさん運動をさせましょう。
何かスポーツを習う必要はなく、
- うつ伏せ遊び
- 寝返り
- お座り
- ハイハイ
- 歩く
など、親からしたら一見普通のことですが、これらの基礎的な動きをたくさんさせましょう。
これらの基礎的な動きは体全体の筋肉を鍛え、運動神経の基礎となります。
頭のいい子は自分で思い通りに体を動かすことができます。
自分の思い通りに体を動かすことができるということは自立しているということです。
誰かに頼って何かをやってもらうのではなく、自分の力で小さなことでも成し遂げた経験の積み重ねと喜びは、前向きな心を育みます。
前向きな心を持っている子は、たとえ困難があっても自分の力で乗り越えることができます。
⑧慣れさせる
多くの親が子どもがぐずっている様子を察知すると「子どもが嫌がっているからやめよう」とすぐに辞めてしまいます。
しかし、乳幼児期の子ども達はそもそも経験したことがない、または初めてのことに慣れるまでに時間がかかることがたくさんあります。
うつ伏せ遊びはその代表例でしょう。
うつ伏せ遊びは赤ちゃんならば全員嫌がります。
しかし、最初は数秒だけうつ伏せにし、慣れていくとそれが10秒、1分、10分と伸びていきます。
子どもがぐずると親も疲れてしまいますが、そこを通り越せば後で親子共に楽になります。
最初の様子だけではなく、子どもが慣れる少しの間だけ、子どもに付き合ってあげてください。
向き、不向、得意、苦手はまだ先の話。
子ども達は可能性で満ち溢れています。
環境を整えれば子ども達はなんでもできるようになります。
まとめ
頭のいい子は、
- 語彙が豊か
- 何事にも興味津々
- 自分で思い通りに体を動かし目的を達成できる
このような共通点があります。
「三つ子の魂100まで」という諺がありますが、乳幼児期からこれらの経験をたくさんしてきた子どもたちは生きていく力があり、地頭のいい子どもに育ちます。
もちろん大きくなってからでも遅くはありませんが、子どもが小さい内から環境を用意することが親子共に楽をしながらついでに頭を良くするための近道です。