たくさんのママ・パパと接していると、「他の子と比べて、我が子は成長がゆっくりで大丈夫かしら」と不安になっている親をよく見かけます。
また近年ではスマートフォンが普及し育児に関する情報が収集しやすくなりました。
その結果、親が子どもの発達の目安を検索し不安になっている親もよく見かけます。
反対に「うちの子は他の子よりも◯◯が早くできるから優れている」と安心しているママ・パパもよく見かけます。
しかし赤ちゃんや子どもの成長や発達を兄弟や友達と比較しても全く意味がありません。
なぜなら、
- 赤ちゃんや子どもの発達には個性があるから
- 赤ちゃんや子どもの発達には遺伝と環境が相互に影響しているから
- 赤ちゃんや子どもの発達はハイハイや歩くといった目に見えるものだけではないから
また最後には発達診断表との上手な付き合い方を説明します。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
1つずつ説明しますね。
①赤ちゃんや子どもの発達はハイハイや歩くといった目に見えるものだけではない
多くの親と接していると、0歳から3歳の間は発達の心配をし、4歳から6歳ごろになると読み書き計算などの勉強面において兄弟や友達と比較し焦ったり悩んだりしている親をよく見かけます。
0歳から3歳の発達面
生まれた国や人種に関係なく人間の子どもは
- 寝返り
- お座り
- ハイハイ
- 歩く
と、このようなプロセスを経て成長していきます。
つまり人の成長には原理原則があるということです。
多くの親が目に見えやすい「ハイハイ」や「歩く」といった運動面での発達で兄弟や同じ月例の友達と比較しようとします。
しかし子どもの発達には目に見えやすい運動以外にも、
- 体を動かすための関節の動きや筋肉の発達
- 視覚や聴覚などの感覚
- 他者と関わる社会性
- 自分の感情を表す言語
- 物事を捉えて考える認知
など、これらを乳幼児期から複合的に伸ばしてあげる必要があるのです。
3歳から6歳の勉強面
また3歳から6歳ごろになると今度は、
- ひらがな、カタカナなどの文字の読み書き
- 簡単な計算
などが他の子や兄弟と比較して出来ない、またはできるようになる時期が遅いと悩む親も多いのです。
これら学力面においても目に見える読み書き計算ができるようになるまでに子どもは
- 握力
- 語彙力
- 語彙力
- 視覚の発達
などが十分に発達していないといけません。
ただ年少になったからといってプリントをこなせばできるようになるというわけではありません。
これらを含め我々大人は子どもの表面的な部分で判断するのではなく、総合的に子どもを観察する必要があります。
②赤ちゃんや子どもの発達には遺伝と環境が相互に影響しているから
赤ちゃんの頭の良さ、発達などは遺伝と環境が相互に影響していることをご存じでしょうか。
ときおり「子どもは放っておいても成長していく」とおっしゃる方を見かけますが、半分正解で半分間違いです。
子どもの健全な発達を促すのであれば環境を整えてあげることがとても重要です。
赤ちゃんは起きている時間は全身と五感を通じて刺激を受ける必要があります。
例えば赤ちゃんを赤ちゃん用ソファーに毎日長時間座らせていたら体重の増加と体を支える筋肉の発達が追いつかずハイハイや歩くと言った動作に影響が出てきます。
9カ月になったからと言って突然ハイハイが自動的にできるわけではありません。
そのため、赤ちゃんの発達を促すには親が、
- 赤ちゃんが自由に動き回れるスペース
- おもちゃ
- 毎日の関わり
など、これら環境を作ってあげることが重要です。
赤ちゃんの発語なども良い例でしょう。
多くの場合問題なく発語ができるようになりますが、日々の生活の
- 普段からの運動量と肺の発達
- 口周りの筋肉の発達
- 普段から親が語りかけている
などによって、子どもの発語のタイミングが大きく変わります。
③赤ちゃんや子どもの発達には個性があるから
これら遺伝や環境以外にも、そもそも赤ちゃんが生まれ持った気質なども大きく影響します。
赤ちゃんには気質というものがあることをご存じでしょうか。
気質とは赤ちゃんが生まれながら持っているその子どもの性質です。
例えば生まれながらにして色々なことに興味津々な子どももいれば、特に興味を持たない子などが一人一人異なります。
もし何事に対しても興味津々を持つ子どもであれば起きている時間は常に全身を使って部屋を探索したりものを掴んで観察しようとします。
その結果全身の筋肉の発達が促され、興味を示さない子よりも早く体を自由に動かせるようになります。
④発達診断表との上手な付き合い方
赤ちゃんの発達を平均化しリストにしたもので発達の目安表があります。
それらはあくまでもたくさんの赤ちゃんの平均を数値化してリストにしたものです。
例えば「歩く」という動作をとっても9カ月から18カ月までの間に歩ければ一般的に問題はありません。
ここで注目すべき点は、歩くという動作一つに対しても子どもによっては約11カ月の差があるということです。
またハイハイは人より早かったけれども歩くのは人よりも遅かったということも多々あります。
そのため一つの目安として発達診断表を使い、
一つの目安として発達診断表を使いながら、3カ月、6カ月、9カ月、12カ月時点での子どもの様子を比較し、気になるようであれば専門機関の病院で相談しましょう。
例え問題があったとしても対処が早ければ早いほどその時点での赤ちゃんの発達の遅れの影響は少なくなります。
まとめ
このように兄弟や他の赤ちゃんと比較しても意味がありません。
さまざまな要因が複雑に絡まっているのです。
赤ちゃんは◯ヶ月になったからといって、突然何かができるようになるわけではありません。
普段から赤ちゃんを取り巻く環境を意識して整えているのであれば時期の前後はあれど必ず子どもは答えてくれます。
比較せず我が子だけをみてあげてください。
そしてある一定の期間で我が子の成長を振り返ってみて気になることがあれば専門の病院に行って相談をしましょう。
子どもたちは無限の可能性を秘めており、小さい頃からの環境的なアプローチでいくらでも才能を引き出すことができます。