子どもに
- 物覚えの良い子
- 聞き分けの良い子
- 理解力の良い子
- 気持ちが安定して賢い子ども
に育って欲しいと思ったことはありませんか。
結論から伝えると、乳幼児期から暗唱に取り組むことです。
暗唱とは、文章を丸ごと覚えることです。
なぜ言葉を発する前の0歳児から暗唱がおすすめなのでしょうか。
ここでは乳幼児期から始める暗唱の効果についてお伝えします。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
乳幼児期から暗唱を始めると見られる効果7点
乳幼児期から暗唱を始めるメリットは、以下の7点です。
- 右脳・左脳を刺激する
- 抵抗なくなんでも記憶することが出来るようになる
- 記憶の回路をより太くする
- 語彙(ごい:知っている言葉の数)が多い子は気持ちが安定する
- 1回聞いただけでで物事が理解できる子供に育つ
- 頭の回転(ワーキングメモリ)が鍛えられる
- 自己肯定感が高い子どもになる
1つずつ説明していきますね。
①右脳・左脳を刺激する
脳は右脳、左脳に分かれており、このような役割をしています。(以下画像参照)
子ども達は、3歳までは右脳優位(右脳が中心として使われている)と言われています。
暗唱は、言語脳である左脳を刺激します。
右脳優位である乳幼児期から暗唱に取り組むことで、左脳に働きかけをし、全脳を刺激することに繋がります。結果、子どもの才能が研ぎ澄まされます。
②抵抗なくなんでも記憶することが出来るようになる
乳幼児期の子どもの脳の特徴として、ありとあらゆる情報を、そのまま丸ごと吸収していくという特性があります。
そのため小さい頃から様々な文章に触れることで、大きくなってからも難しい文書に抵抗がなくなります。
乳幼児期から美しい言葉や、綺麗な日本語など、本物にたくさん触れましょう。
③記憶の回路をより太くする
幼児期の暗唱の目的は、記憶をする脳の回路をより太く強くするためです。
記憶の回路を太く強くすることで、大きくなってからなんでも少ない回数で、物事を覚えることができる脳に育ちます。
よく「小さい頃から覚えても、忘れてしまうので意味があるのですか」という質問を頂きます。
結論からお伝えすると、覚えても復習しなければ忘れます。
皆さんはエビングハウスの忘却曲線という言葉を聞いたことはありますか。
(出典:https://heart-quake.com/article.php?p=9963)
人間は覚えてもその20分後には58%忘れ、1ヶ月後には21%しか覚えていないという図です。
人間は忘れる生き物です。
もし一度覚えたことを忘れず、ずっと覚えていたいのであれば、定期的に復習をすることで覚えたことをそのまま継続して覚えていられるようになります。
しかし、幼児期の暗唱の目的は、記憶をする脳の回路をより太く強くするためです。
幼少期から記憶の回路を太く育てることで、次のようなメリットがあります。
④語彙(ごい:知っている言葉の数)が多い子は気持ちが安定する
暗唱を習慣化することで、語彙が豊かになります。
語彙が豊かになると、子どもは自分の考えを言葉で伝えることができるようになります。
よく、イヤイヤ期で子どもがかんしゃくを起こして大変だという相談を受けます。
イヤイヤ期には様々な理由があります。
その理由の一つとして、自分の思っている感情や考えを表現できないから、というものがあります。
語彙力が多い子供は、自分の気持ちを表し、伝えることができます。
感じていることをかんしゃくではなく、言葉で表現することができるので、親とコミュニケーションがとれます。
その結果、気持ちが安定している子どもが多いのです。
⑤1回聞いただけでで物事が理解できる子供に育つ
暗唱をすると、少ない回数の説明で物事が理解できる子どもに育ちます。
幼稚園、保育園とは異なり、小学校では一斉授業がはじまります。
一斉授業で先生が説明をしても、先生の話を理解出来る子どもと、理解できない子どもに分かれるのはなぜでしょう。
その理由の一つに語彙力があります。
小さい頃から暗唱をしてきた子どもたちは、語彙力が多く、言葉に対して感度が高いです。
そのため、先生が具体的に何について話しているか簡単に理解できます。
⑥頭の回転(ワーキングメモリ)が良くなる
乳幼児期から暗唱を始めると、記憶力が高くなります。
記憶力が高くなると、頭の中の作業領域(ワーキングメモリ)が増えるため、色々なことが同時に出来るようになります。
例えば、
- 先生の説明を聴きながらノートを取る
- 算数で計算や文章問題が得意になる
- 説明書を読みながら組み立てることが出来る
など様々なシーンにおいて、活用できます。
⑦自己肯定感の高い子どもになるから
子どもが何か目標を見つけたり、頑張りたいことが見つかった時、1から学習する必要があります。
暗唱を乳幼児期から取り組んでいる子どもたちは、覚える必要があるとスイッチが入った瞬間、大人では考えられないスピードで、簡単に大量のことを覚えることができるようになります。
私も学習塾の現場で約5万人の子ども達を指導してきました。
その中で、いわゆる勉強ができない子ども達に共通して言えることは、物事を覚えられず、一生懸命勉強しても結果が出るのに時間がかかります。
勉強してもできないとなると、多くの場合、「僕は勉強ができない」と自己否定をする子をたくさん見てきました。
下記動画は、私たちのスクールに長年通ってくださっている小学校1年生の暗唱の様子です。
現在中学生になるお姉さんが、幼少期から私たちのスクールに通ってくださり、幼少期から暗唱に取り組んでいました。
学校でもトップを争う成績で結果が出たため、2番目のお子さんも毎回暗唱に取り組んできてくれます。
彼のように短時間で覚えられるようになれば、様々なシーンで役立つと思いませんか。
乳幼児期からの暗唱の進め方10ステップ
それでは実際にどのように子ども達に対して、暗唱の取り組みを進めていけばいいのでしょうか?
ここでは具体的な進め方10ステップについて説明します。
①生まれて4ヶ月を目安に準備を始める
生まれてから4ヶ月を目処に以下3点を始めましょう。
- クラシックや童謡をかけ流す
- 絵本の読み聞かせをする
- 目を見ながら語り掛けをする
1つずつ説明をしますね。
①クラシックや童謡をかけ流す
自宅にいるときや、車で移動する際は、クラシックや童謡を流しましょう。
音の大きさはBGM程度の音量で大丈夫です。
日本語の童謡に限らず、英語の歌を流しても良いです。
普段からクラシックや童謡を普段からかけ流すことにより、耳から聞いた音を覚えることが得意になります。
また、知っている言葉の数や記憶力も高まります。
②絵本の読み聞かせをする
赤ちゃんの頃から、絵本の読み聞かせをしましょう。
お母さんが絵本を読んでいる途中で嫌になったら、無理せずお終いにします。
おすすめはオノマトペ(雨がざーざー、水がぴちゃぴちゃなど)を使った絵本や、絵がはっきりとした絵本です。
③目を見ながら語り掛けをする
赤ちゃんとの会話を楽しみましょう。
お母さんがしゃべっている口の動きをゆっくり見せましょう。
赤ちゃんが「あー」「うー」としゃべったら、オウム返しで「あーうー」と言ってあげましょう。
お母さんからの反応があることで、赤ちゃんもより楽しくおしゃべりをし発語を促します。
こちらで子どもの語彙力を増やす環境作りについて説明しています。
②1歳6ヶ月を目安に暗唱に取り組み始める
子どもの発達には個人差があるので、あくまでも一つの目安となりますが、生活リズムが安定し始める1歳6ヶ月を目安に、暗唱に取り組み始めましょう。
スムーズに暗唱ができるようになるポイントは以下の7点です。
- 一定期間、毎日同じ文章を読み聞かせる
- 読み聞かせる時間は毎日固定する
- 美しい日本語、質の高い文章を選ぶ
- 子どもの発達に合わせて、簡単なものから始める
- 覚えているかどうか試さない
- 長期目線で取り組む
- 親子でふれあいの時間として、楽しみながら取り組む
1つずつ解説しますね。
①一定期間、毎日同じ文章を読み聞かせる
子どもの頭の中に文章が定着するまで、繰り返し同じ文章を読み聞かせましょう。
目安としては10日〜14日繰り返します。
読む早さは、子どもがはっきりくっきりと聞き取れるスピードです。
②読み聞かせる時間は毎日固定する
基本は暗唱文を読む時間は固定しましょう。
おすすめは親子の時間が取りやすい、寝る前の読み聞かせの時間です。
寝る前に絵本の読み聞かせの習慣があれば、それに追加して暗唱文を毎晩読み聞かせしましょう。
もちろん、日中お母さんの心に余裕がある場合は読んでも構いません。
③美しい日本語、質の高い文章を選ぶ
日本語には外国語にはない、繊細な表現がたくさんあります。
特に日本の名作の詩は、子ども達に向いています。
現代文や詩などをたくさん読んであげましょう。
④子どもの発達に合わせて、簡単なものから始める
最初は簡単な文章から始めましょう。
子ども達にとって簡単な文章とは、
- 50文字〜60文字程度の短い文章
- 同じ単語が繰り返し出てくる文章
- 小林一茶などの俳句
となります。
⑤覚えているかどうか試さない
暗唱を始めると、親は自分がやっていることが効果あるのか確認をしたくなり、思わず子どもに覚えているかどうか確認しがちです。
子どもは、親の期待に答えないといけないと感じると、プレッシャーになり、楽しく継続することができません。
子どもが覚えているかどうか試したり、確認するのはやめましょう。
⑥長期目線で取り組む
0歳から3歳の時期は、脳の回線を作り強化する時期です。
この時期はインプットの時期と言われ、子どもたちはまだ言葉を話したり、書いたりして自分の意志を言葉で伝えることができません。
焦らず目や耳から情報を入れてあげることに専念しましょう。
⑦親子でふれあいの時間として、楽しみながら取り組む
暗唱は、絵本の読み聞かせの1つと思い、親子のふれあい時間として、楽しみながら取り組みましょう。
忙しい日だったり、子どもの体調が悪い日などは絵本が読めない日もあります。
そんな日は暗唱を休みましょう。
確実にゆっくりと積み上げ、親子の絆が深まれば、子どもたちは自ずと才能を開花させます。
まとめ
乳幼児から美しい文章に触れることで、子どもの言語に対するセンスが高まります。
赤ちゃんの頃は、耳から情報を得ることが得意なので、美しい音や童謡を聞かせたり、絵本を読み聞かせましょう。
1歳6ヶ月あたりから、少しずつ暗唱に取り組みます。
子どもには個人差がありますが、焦らず始められるところから取り組みましょう。