子どもには言葉のシャワーを浴びさせることで、子どもの知っている言葉の数が増え、感情が豊かになります。
また、たくさんの言葉を知ることで自分が今抱えている感情が言葉で何と言うのかがわかり、癇癪ではなく言葉で伝えることができるようになります。
しかし、「言葉のシャワーを」と言われても具体的に何をすればいいのでしょうか。
結論から言うと、
- 子どもに語りかける
- 絵本を読む
- 童謡を聞いたり歌う
- フラッシュカードをめくる
この4つが効果的です。
しかし、言葉のシャワーを浴びさせる上で注意する点もあるので、その点も含め一つ一つ説明しますね。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①子どもに語りかける
一番シンプルで用意するものが必要ない方法は子どもに語りかけをすることです。
生まれたばかりの赤ちゃんは親の顔がとても大好きです。
赤ちゃんはまだぼんやりとしか見えない為、20cm程度の距離で赤ちゃんにたくさん語りかけましょう。
赤ちゃんはまだしゃべることはできませんが、親の口の動きを見て口の動かし方を学んでいます。
また、「ミルク美味しいね」とミルクを飲みながら親に言われたら子どもは、「これはミルクというものなんだ。おいしいってこういうことなんだ」と言葉と物の名前を学びます。
赤ちゃんにたくさん話しましょうと突然言われても多くの親が、「反応のない赤ちゃんに何を話したらいいのかわからない」と悩む方も少なくありません。
そんな方は、以下の記事を参照してください。
また、赤ちゃんが少し成長し1歳以降になったら、短い文章でゆっくりと話すことがおすすめです。
子どもはまだ脳が未発達のため、速いスピードで長文を理解することができません。
そのため、「たんぽぽ綺麗だね」のように一文ずつ話すことで子どもはより理解しやすくなります。
②絵本を読む
絵本を読むことは子どもの想像力と語彙力を深めるおすすめの活動の一つです。
絵本を読むと一言で言っても、
- 多読:たどく:たくさんの絵本を読むこと
- 速読:そくどく:いかに早く本を読むか
- 精読:せいどく:ただしく文章を読み取る
- ダイアロジックリーディング:内容を要約したり、考えながら読むこと
このようにさまざまな読み方があります。
また、子どもの年齢によっても
- 子どもが絵本を口に入れてしまう(0歳児)
- 子どもが絵本を読んでと言って本を持ってきても歩き回る(1歳前後)
- 子どもが内容を覚えるぐらい同じ本を読まさせれる(2歳前後)
- 子どもが内容を理解しているか不安(3歳以降)
これだけではありませんが、親が抱える悩みはつきません。
教育熱心な親は子どもの教育のために一生懸命絵本を読もうとしますが、絵本を読む上で一番大事なことは読解力をあげることでも多読でも速読でもありません。
一番大事なことは絵本を読む時間を通じて親子の絆を深めることです。
まだ脳が未発達な子どもたちは毎日新しい経験をし、情報を吸収しています。
新しい経験や好奇心を満たす行動は子どもの成長を促しますが、それらに前向きに取り組もうと思える原動力は親からの愛情と親は私のことを受け入れてくれるという安心感です。
まずは親子の絆を深め、子どもの成長と心の準備ができたらいろいろな読み方に挑戦してみましょう。
どんなに良いメソッドでも子どもが準備できていなければ効果は半減します。
③童謡を聞いたり歌う
耳からのインプットと言う意味では英語の聞き流しもここでは含みますが、童謡や歌もリズムに載せながらたくさんの語彙や文章に触れることができるおすすめの活動です。
音楽に言葉をのせることで、子どもも言葉や言い回しを記憶しやすく、知っている言葉の数がたくさん増えます。
しかし、注意点が一つあります。
英語の聞き流しや童謡がいいと聞き、親が焦って生まれて間もない赤ちゃんに音楽を聞かせようとする相談を受けます。
結論から言うと、生まれたばかりの赤ちゃんには負担になりますので6ヶ月以降を目安に始めましょう。
ただし、親の声で歌を歌ったりすることは赤ちゃんにとって最大の学びとなります。
気にせず穏やかな声で童謡を歌ってあげましょう。
④フラッシュカードをめくる
フラッシュカードとは1枚1秒の速さでカードをめくることです。
3歳までの子どもは右脳を主に使っていると言われ、大量・高速のフラッシュカードによるインプットは右脳が活性化され、たくさん語彙を学ぶことができます。
フラッシュカードはその珍しさから
- 効果があるのか
- 弊害はないのか
などさまざまな論議がインターネットで行われています。
私もフラッシュカードは決して悪い物ではないと考えています。
ただし、問題となる多くの場合、親が熱心にカードをめくりすぎていることが問題だと感じています。
フラッシュカードは知育玩具の一つであり、子どもと触れあい、子どもの様子を見ながらめくる物です。
また何十分もやる物ではありません。
子どもに語りかける、絵本を読む、童謡を歌うにしても、子どもの様子を見ながら大人たちは調整しているはずです。
子どもが泣いているのに親が一方的に語りかけることはありませんし、子どもが嫌がっているのに絵本を読む親はいないでしょう。
フラッシュカードも全く同様です。
親子の絆を深めながら楽しくカードを使いましょう。
まとめ
子どもの才能を育むには言葉のシャワーは必須です。
子どもが言葉のシャワーを浴びることで、たくさんの言葉、言い回し、文章を覚え、自分で使えるようになります。
今回の記事では語りかけ、絵本、童謡、フラッシュカードを紹介しましたが、どれも効果的な方法です。
しかし、親が熱心になるあまりに子どもの状態を無視し一方的に情報を発信することはやめましょう。
また、最後になりますが、上記4つの方法を試したら、実際のものとリンクすることがとても重要です。
絵本でりんごを見たら、実物のりんごに触れさせましょう。
童謡で「たのしいひなまつり」を歌ったら、雛人形を飾ったり見に行ったりしましょう。
それら実体験があってこその言葉のシャワーです。