多くの保護者と接する中で、乳幼児期が最も教育効果が高いとお伝えすると、『もっと早く知りたかった』という声を多くいただきます。
そして、「二人目が生まれて次男次女はできることがあればやりたいのですが、どんなことをすればいいのでしょうか」と質問も同時に頂きます。
この記事では、子どもの無限の可能性を引き出すために、0歳のうちにやっておきたい教育的アプローチを9つに絞ってお伝えします。
才能を引き出すために0歳のうちにやっておきたい教育的アプローチは次の9つです。
- うつ伏せ遊びから一人で歩けるようになるまでサポートする
- 語り掛け
- ドッツカードをめくったり絵本を読む
- 本物を見せる
- 環境を整える
- 音楽に触れる
- 感覚遊びをする
- 食事に気をつける
- 成長記録をつける
1つずつ説明しますね。
より詳しく知りたい方、音声で学びたい方は以下の動画を参考にしてください。
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いくみん先生
自身の留学経験をもとに英語教室・学習塾を立ち上げる。結婚・出産を経てバリバリ働きながらの自身の育児に悩む。
常にイライラし子どもに八つ当たりをする毎日から変わろうと子どものことを学び始めたところ育児が楽しく、そして楽になった。
その経験をもとに幼児教室を立ち上げ、これまで約50年、5万にを超える親子を指導。現在これまでのノウハウを体系化し、すくベビ主催パパとママのための子育てスクールをオンラインて提供中。
著者に『子育てに成功するお母さん、失敗するお母さん』(文芸社)などがある。
(noe:【すくベビ主催】子育てスクール生実績)
①うつ伏せ遊びから一人で歩けるようになるまでサポートする
生まれたその月、又はその週からうつ伏せ遊びを開始しましょう。
うつ伏せの姿勢は背中、首、腕、手先の筋肉を鍛え、その後成長過程である、
- 寝返り
- お座り
- ずり這い
- ハイハイ
- 歩く
といった赤ちゃんの発達においてとても良い影響を与えます。
赤ちゃんはうつ伏せの姿勢が好きではありません。
3ヶ月ごろになってから始める親も多いのですが、そのころには赤ちゃんにも意志が出始め、泣いて抵抗し、親が諦めてしまうケースが多く見られます。
そのため生まれたその週からうつ伏せに慣れておくことで、スムーズにうつ伏せができるようになる確率が大幅に上がりますので積極的に挑戦しましょう。
起きている時間はうつ伏せの時間を増やし、寝ている間は仰向けにすることを守ればうつ伏せ遊びは怖いことではありません。
詳しいうつ伏せのやり方、又は現在赤ちゃんがうつ伏せを嫌がっている場合は以下の記事を参考にしてください。
またその後のハイハイや歩く練習などは次の記事が参考になります。
なぜこの一連の流れが重要なのか
それは赤ちゃんは脳が未発達の状態で生まれてきて自由に体を動かせないため、一人で思った通りに体を動かせるようになる必要があるからです。
大きく成長した後に自由に体を動かせるためには寝返りから一人で歩くまでの一連の流れが赤ちゃんにとって良い経験と練習になります。
赤ちゃんは一人で体を自由に動かせないですし、コツがわからないため親がサポートしてあげる必要があります。
親のサポートの下、上手に寝返りやハイハイができるようになることで、自立するための筋肉と一人でできたという成功体験が赤ちゃんの心を大きく育みます。
②語り掛け
赤ちゃんにとって一番興味関心を引くおもちゃはなんでしょうか。
それは「親」です。
自分に興味を持ってくれ、お世話をしてくれる親からの語りかけは何よりも教育的効果が高い方法です。
語りかけは、赤ちゃんの語彙(ごい:言葉の数)を増やすだけでなく、五感を刺激し、さまざまな感情を引き出します。
よく
- 長時間赤ちゃんと向き合うことが大変
- 何も反応がない赤ちゃんに何を喋ったらいいのかわからない
と二つの質問を頂きますが、長時間つきっきりで語りかける必要はありません。
授乳のときやおむつの交換など要所要所で赤ちゃんと関わるときに目を見つめながら近距離で語りかけるだけで十分効果があります。
授乳中であればスマートフォンなどの使用をやめ、赤ちゃんを見つめながら「ミルク美味しいね」などと語りかけてあげましょう。
詳しい語りかけの方法は以下の記事を参考にしてください。
また何を喋ったらいいかわからない親は次の方法がおすすめです。
③ドッツカードをめくったり絵本を読む
普段から絵本をたくさん読み聞かせましょう。
絵本を読むことで語彙が増えます。
またドッツカードも大変おすすめです。
「ドッツカード」とは、アメリカ人のドーマン博士によって発案された数の概念を学ぶためのカードです。
28cm×28cmの正方形のカードの赤いドット(点)が描かれているカードです。
ドーマン式のドッツカードは現在日本では販売していないので、手作りで作るか中古品を探すか七田式などで販売しているカードで代用するかで取得できます。
1回数十秒程度カードをめくることで、赤ちゃんの数の概念を育てるおすすめの知育玩具の一つです。
④本物を見せる
怪我や誤飲などに注意しながら本物をたくさん見せましょう。
- 本物の果物や野菜
- 外遊びで自然を感じる
- 動物園に行く
- 美術館に行く
など本物を見せることで赤ちゃんの脳と感情と感覚を育みます。
可能であれば、見るだけでなく、怪我や誤飲に注意しながら本物に触らせましょう。
特に触覚の発達を促す活動は赤ちゃんの健全な発育には欠かせません。
⑤環境を整える
環境を整えてあげましょう。
具体的には、
- 5ヶ月までの住環境や日々のルーティングを整える
- ハイハイの時期が来たら赤ちゃんが自由に動いて探索できるように環境を整える
- 発達の邪魔をしないおもちゃなどを適度に与える
これらの詳細は以下の記事を参考にしてください。
⑥音楽に触れる
6ヶ月後になったら音楽に触れてみましょう。
クラシックCDや童謡などを適度に聞かせてあげましょう。
また手首をもって優しく一緒に体を動かすことも効果的です。
⑦感覚遊びをする
人間には五感(嗅覚・味覚・触覚・視覚・聴覚)があります。
これらを0歳のうちから適度に刺激しましょう。
特に0歳から触覚(肌からの刺激)は積極的に刺激したい感覚の一つです。
6ヶ月後は家の身の回りにあるものに親子で一緒にたくさん触ってみましょう。
- タオル(ふわふわ)
- 壁(ザラザラ)
- 床(ツルツル)
など家の中だけでもさまざまなものがあります。
近年気持ち悪くて糊・粘土・絵の具などに触れない子どもが増えています。
感覚が過敏過ぎると「やってみよう!」と言った子どもの健全な心を育たないので0歳のうちからさまざまなものに触りましょう。
⑧食事に気をつける
食事に気をつけるというと高級食材などを思い浮かべる親も多いですがそうではありません。
できる限り地産地消(住んでいるお住まいの近くで採れたものを食す)という考えも素敵です。
ですが、子育てという視点で考えると「砂糖」です。
長年たくさんの親子と接していて感じることは、子どもの癇癪に困っている親が増えているということです。
そのために親は、
- 有り余ったエネルギーを発散させるために外遊びをさせる
- 子どもの好きなことをさせて集中させよう
といろいろなことを考えます。
もちろんそれらもとても重要ですが、それ以前に気をつけたいのが砂糖の弊害です。
生成された白砂糖にはミネラルが含まれていません。
そのため白砂糖を摂取すると、分解する際に体内のビタミンB1を消費します。
白砂糖を摂取したタイミングでは血糖値が上がるので一瞬元気になりますが、その後体内でビタミンB1を使い始め不足すると、
- 体が疲れやすい(慢性疲労)
- 鬱症状
などの症状が現れ始めます。
子どもたちは言葉で自分の体調や思いを表現することができないので、それが癇癪という形で現れることがあります。
具体的な対応方法については以下の記事を参考にしてください。
⑨成長記録をつける
日々一緒に赤ちゃんと時間を過ごすと、意外と子どもの成長は見えないものです。
一緒に過ごした時間を記録に残すことで、赤ちゃんがどのように成長しているかが可視化されます。
手書きの日記や、スマートフォンのアプリ、写真、動画などを活用して、子どもの成長記録を残しましょう。
まとめ
この記事では才能を伸ばすために0歳のうちにやっておきたいことということでまとめました。
よく1歳になり「もう遅いでしょうか」と焦る親も多いのですが、人は生まれてから最後のその日まで学ぶ生き物ですので遅すぎることはありませんので安心してください。
またこのような記事を書くと「毎日必死に全てをやらなければいけないのでしょうか」と相談される方も非常に多いのですが、無理せずできるときにできることをやってあげれば問題ありません。
肩の力を抜いて赤ちゃんとの楽しい時間を過ごしてください。